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営業一筋だった30代ワーママが、【社員の成長にコミットする会社】に出会い人事にジョブチェンジした話

はじめまして、2022年10月に株式会社ベーシックに入社したmai(@basic_mai)と申します。

ベーシックに入社する前は、リクルートで7年間広告営業に従事していました。そして今回、未経験職種である《人事》への転職を志し、現在は採用人事として、主に新卒・中途の採用業務に携わっています。

一般的には長年営業に携わってからの異職種への転職は、難易度が高いとされているかもしれませんが、その中でも私が今回の転職を叶えることができたのは、新天地であるベーシックに《社員のキャリア形成を大切にする姿勢》があったからだと思っています。

入社して3ヶ月という節目のタイミングであるということもあり、今回のnoteでは、社会人スキルがほぼ0の専業主婦だった私が、キャリア形成に奮闘しているお話をさせていただこうと思います。

そもそも私がなぜ専業主婦からの再就職に「営業職」を選んだのかということに加えて、7年間も子育てと両立しながら働いてきた居心地の良い会社を離れて転職することを決意した背景や、どうして転職先として「ベーシック」を選んだのかなど、上述のベーシックの姿勢にも触れながらお伝えしていきたいと思います。

特に、以下に該当する方にはぜひ読んでいただけますと幸いです。

・育児のためにキャリアを中断し、再度社会復帰したいと考えている方
・30代でのジョブチェンジに興味がある人
・キャリアアップのために転職してみたいが、一歩踏み出す勇気が出ない方

育児で中断してしまった“キャリア形成”への再挑戦

私はファーストキャリアではブライダル業界を選びました。しかし、一般的にブライダル業界は子供の預け先の確保が難しい土日でも長時間勤務になる場合が多いことから、仕事と子育てとの両立が難しいと言われています。実際に当時勤めていた会社においてもやはり両立は難しいと感じたことから、出産を機に退職し、一度社会から離れて育児に専念することになりました。

一方で、私は「育児をしながらでも自分の社会的な市場価値を高め、ワーキングマザーとして経済的・精神的に自立できる自分になりたい」という理想を掲げていました。それは具体的には、以下のような人材になることでした。

・社内だけでなく、社外からも必要とされる希少性の高いスキルを持つ人材
・再現性が高く、それを応用できるスキルを用いて成長している人材
・自ら世の中に価値を生み出せる人材

ですが、前述の通り、私は社会人としての経験をまだ十分に積めていないタイミングで専業主婦になってしまった為、その実現に対して漠然と不安を抱いていました。

「結局は限られた選択肢の中から仕事を選ぶことしかできないのでは?」「自分に育児と仕事を両立させることなんて本当にできるのか?」など、どこかで出来ない理由を考えてしまい、なかなか行動に移せずにいたのです。

しかし、「子育てがひと段落した後に働こうとしても、何もできない自分を必要としてくれる会社は今よりも限られてしまう」「何もしないで後悔するより、挑戦してみて後悔した方が納得のいく人生が送れるはず!」という思いが日に日に増していき、専業主婦を卒業して社会復帰することを決心しました。

そして、まずは汎用性の高い社会人スキルを身につけようと考え、課題解決力や対人コミュニケーションスキルが身に付く【営業職】に絞って就職活動を行った結果、未経験から営業に挑戦できる環境が整っており、短期間で即戦力人材に成長できそうであると感じたリクルートへ入社することにしました。

大手企業の営業職で働いてみて感じた“他者評価”と“自己成長”のGAP

リクルートで担当したのはホットペッパービューティーの営業で、担当クライアントのお店のオープンから、集客支援や採用支援を通じて経営を軌道に乗せていくところまでにコミットする仕事でした。

私自身が業界の知識を深め成長すればするほど、クライアントに提供できる価値も比例して高くなることが手に取るように実感でき、とても大きなやりがいを感じながら仕事に邁進していました。

そしてクライアントの業績拡大に貢献できたことが社内でも高く評価され、結果的には在籍期間中に4度の個人表彰をいただくなど、「順調に営業としてのキャリアを積み重ねられている!」と、まさに順風満帆だと感じていました。

しかし、その状況を覆す転機が訪れます。

「さすがリクルート。何でも売ってくれるんだね。」

いつもの様に担当クライアントに担当領域外の関連サービスを提案していたとき、ポツリと言われたこの一言。この言葉を受け、「私自身に何でも売れる営業スキルがあるのではなく、“リクルートの商品だ”という信頼の元で契約が成立しているのだ。」と、ハッとしました。

思い返せば、確かにこの時期は、そこそこの事前インプットで提案に飛び出したとしても、不思議なまでに想定を遥かに超える結果で契約に結びつけることが出来ていたのです。

この一言は、私が目標にしていた【自分の市場価値を高める】ということが実現できているのかを改めて自身に問い直すきっかけとなりました。
社内でどれだけ良い評価を得ても、「知名度が高いリクルートの看板を外せば、自分の価値は半減してしまうのでは?」、そのような不安がつきまとうようになり、これを境に、再度キャリアについて考え直すことが増えたのです。

市場価値をあげるために、転職するか起業するか

そもそも私が自分の市場価値を上げる必要があると考えているのは、冒頭でも触れたように、“精神的にも、経済的にも自立した女性になりたい”という気持ちが根底にあるためです。
そして「自立」することにこだわる理由は、金銭的な理由で子供の将来の可能性を狭めることは決してしたくないという思いがあったからです。

私自身は幸運なことに、育児をしながらでも働きやすい環境が整っている大手企業(リクルート)に就職することができたため、育児とキャリアの天秤に悩むことは比較的少ない環境でした。

しかし、当時担当していた美容業界では、たくさんの女性が活躍しているにも関わらず、長年の業界課題である【低賃金・長時間労働】という労働環境の水準の低さは、一向に改善されていませんでした。
育児をしながらキャリアアップを目指すことが難しいことや、むしろ産休前よりも収入が下がってしまう状況もあることから、出産をキッカケに退職してしまう女性を何人も目の当たりにしてきたのです。

“自分のキャリア=女性の自立”について考えるほどに、関心は世の中の“働く女性”の金銭的な自立や柔軟な労働環境に移り変わっていました。
そして、子育てをしながらキャリアを築くということの難しさを自ら経験してきたことや、自分が考える【市場価値の高い人間】の定義の中に『自ら世の中に価値を生み出せる人材』という要素があることから、最終的に自分がやりたいことは、「女性が自立できる労働環境を自らが生み出すこと」であるという考えに辿り着きました。

もっと具体的にいうと、自らの人生をかけて事業を起こし、その事業を通じて《女性が育児もキャリアも両方を手に入れられる環境作り》に挑戦してみたいと思うようになったのです。

そこから、具体的にどのような業態で事業を起こすかの計画を立て始めたのですが、その過程で、継続的に事業を成長させ、雇用や売上を安定させるためには、結局のところ【人の成長】が欠かせない要素であると考えました。

リクルートではマネジメントの責務も担っていたのですが、入社したばかりのメンバーが成長し成功のナレッジを積み重ねることでさらにその下の世代が育っていく姿や、なかなか成果を出せずに苦しんでいたメンバーが周囲の影響を受けて爆発的に成果を出せるように成長していく姿を、実際に数多く見てきました。

【人の成長】に比例して、組織は大きくなり、マーケットに与える影響度が増していく。その結果【事業も成長】していく。
そのことを身を持って経験していたからこそ、最終的には起業を目指す上でも、もう一段「成長を仕組み化した【強い組織】作りに成功している会社で、組織や人材開発のノウハウをしっかり学び、自身をレベルアップさせたい」という考えに行き着き、現時点においては起業ではなく転職をすることにしました。

そして、その実現のために、改めて下記の選定軸にて会社を探すことにしたのです。

① 人の成長にコミットしている
② 個人の強みが活かされる様な人員配置をしている
③ 社会貢献度が高く、ミッション・ビジョンに共感できる
④ 社員がお互いを尊重し合っている

ベーシックへ入社を決めた理由

そんな中でなぜベーシックに入社したのか。それは、ひとえに完璧なまでに私の上記の転職軸に当てはまった唯一の会社であったからです。それぞれに即してお伝えしていきます。

① 人の成長にコミットしている

ベーシックでは、人事ポリシーとして「卓越した専門家集団になる」というメッセージを掲げています。
そのために、会社としては社員に成長することを強く求めており、またその実現のために会社としてもその成長を加速させる仕組み・環境を整備しています。

人事評価制度である「期待役割グレード制度」は、まさにそれを代表する制度です。
多くの会社では、今の自分のスキルを評価したグレードや報酬が支払われるのに対して、ベーシックでは半年ごとに組織・個人ミッションを設定し、その職責と期待の大きさに対してグレードや報酬が決まります。簡単にいえば、成長期待に応え続けることが組織内でのバリューに繋がり、ひいては市場価値の向上にも繋がっていきます。

逆に言えば、社員は半強制的に今の自分よりも成長しなければなりませんし、会社としても社員の能力を短期間で引き上げることができる、このある意味WIN-WINな評価制度が、【強い組織】だと感じさせるポイントの一つでした。

実際に入社してからも、その制度に基づき、日々の上長との1on1や月に一度のミッション振り返り面談等を通じて、出来ている点・足りない点を一緒に振り返っていますが、これらを通じて、成長実感を持ちやすくなりますし、次の1ヶ月間どう動くかも明確になると感じています。

この期待役割グレード制度については、HRzineさんにも取材いただいていますので、よろしければ詳細は下記の記事もご覧ください。

② 個人の強みが活かされるような人員配置をしている

会社としては、既に経験やスキルをもつ人間をその領域に配置したり、同じ組織で育成し続ける方が、育成コストを抑えることができ効率的であると考えられることが多いように思います。

しかし、過去の経験上、同じ組織で同じ仕事をし続けることで、誰しもが継続的に成長できるわけではないと私は思っています。「現状維持は後退の始まり」とも言われるように、常に新たな挑戦をすることが成長に欠かせない要素だと感じているからです。

ベーシックの人員配置の考えは、まさにそのような考えを持つ私が求めている仕組みでした。
ベーシックでは半期に一度、役員・部長・上長・人事が集まって、社員全員の評価やキャリアについて話し合う「人材開発会議」と呼ばれる会議が開催されます。そこでは、

「今の仕事がその人が一番能力を発揮できる場所なのか?」
「その人がこれまでの経験で得たスキルを活かして成長できる場所はあるか?」
「その人がこれまで以上に結果を出せるようにするためには何が必要なのか?」

という視点で話し合いが行われます。
事実に基づき過去を評価をする半期ごとの評価を話し合う一般的な査定会議とは違い、このように役職者がメンバー個人個人のキャリアに特化して議論を行う会議は、社員の長期的な未来の成長を描いてくれる会社だからこそ大切にしている機会なのです。

前職の経験から、【人】の成長が【事業】の成長に直結していくと感じている私にとっては、このベーシックの「事業成長のために、社員の可能性を最大限引き出す」というスタンスがとても魅力に感じました。

③ 社会貢献度が高く、ミッション・ビジョンに共感できる

ベーシックは、「マーケティング&テクノロジーによってすべての人、組織を、時間とコストから解放し、より創造的で人らしい仕事に情熱を注げるよう挑戦を続ける」ことをビジョンに掲げている会社です。

前職のリクルートでは、美容室の集客支援のためにサイトに費用をかけて掲載していただいていました。それでも、競争が激しい業界の中では、「掲載」という手法だけで理想とする集客数を実現することはなかなか難しく、本業の時間を割いて、ブログや最新トレンドスタイルの発信などを行っていただく必要がありました。

私個人としては、集客支援をしたい気持ちもある一方で、本業以外にも手をかけていただく作業が多く負担をかけてしまうことに、実はモヤモヤした気持ちを抱えていました。

だからこそ、【より創造的で人らしい仕事に情熱が注げるよう挑戦を続ける】というベーシックのビジョンには非常に共感しました。
そして、マーケティングの力で、世の中の良い製品・良いサービスがそれを本当に求めている企業や人に確実に届く世界が実現でき、もっとクリエイティブな世の中が作れる、と考えると心の底からワクワクしたのです。

④ 社員がお互いを尊重し合っている

ベーシックでは、大切にしているコンピテンシーが3つあり、その中に【TEAM SPIRIT】というものがあります。

これは、チームで共闘しながらお互いを高めあえる関係性の中で、ともに成長していくことを目指すというものです。
仲間に対してリスペクトの気持ちを持ちながら働くからこそ、仲間の良い部分を素直に吸収しあうことができ、社員同士が常に良好な関係性を保てているのだろうなと感じました。

実際に、選考中にたくさんの社員とお話する機会があったのですが、画面越しにでも伝わる社員同士の距離感の近さや、ベーシックの事業に誇りを持っていることが感じられ、本気でビジョンの実現を目指していることが伝わってきました。

また、どの社員とお話をしても、初対面にも関わらず以前から知り合いだったかのように自然体で過ごせる空気感を作ってくださる方ばかりで、誰もが自分の意見を遠慮なく発言できる会社なんだろうなと感じました。
そのような雰囲気に惹かれて、入社前からすっかりベーシックのファンになってしまっていました。

今取り組んでいることと、今後の挑戦

現在私は採用人事として、組織拡大フェーズにあるベーシックで事業の成長を加速させるために、複数のポジションにおいて、ご活躍いただける即戦力人材の採用を担っています。

人事の仕事に対しての経験値はまだまだ浅い私ではありますが、自分の強みである「人の思いを引き出し、それとベーシックが求める軸との接点を分かりやすく伝える力」や「一緒に働く仲間が最大限に能力を発揮できる環境をサポートしたい」という想いの部分を活かして、現在は下記のことに特に注力して取り組んでいます。

① 早期活躍と組織定着を見据え、カルチャーフィットした人材の採用
② 人の能力を最大限に発揮させることができる人材開発

① 早期活躍と組織定着を見据え、カルチャーフィットした人材の採用

せっかく採用しても、社員がすぐにやめてしまったり、なかなかパフォーマンスを発揮できなければ、結局は事業の成長には繋がりません。
私は、社員の定着及び早期活躍において重要なことは「ビジョン・ミッションへの共感と、カルチャーマッチしているか」であると考えています。

実際にベーシックで働く社員は、先ほどご紹介したミッション・ビジョン、そして「TEAM SPIRIT」などを含めた3つのコンピテンシーを大切にしながら、日々同じ目的を持って働いている社員が多いです。そしてその共感レベルが高く、より高い次元で仕事できている人が活躍している印象にあります。

そのため、会社と求職者、双方にとってWIN-WINな状態であるためにも、“自社のカルチャーを正確に求職者に伝える”こと、そして“求職者が求めている軸と本当にマッチしているのか”を見極めることが、【強い組織】を作る上で必要な私の役目だと考えています。

まずは、ベーシックに入社した全員が「ベーシックに入社して良かった!」と心から感じていただけるよう、お互いにとってマッチ度が高い採用を心掛けていきたいと思います。

② 人の能力を最大限に発揮させることができる人材開発

ベーシックでは、採用をゴールとするのではなく、ある意味スタートと捉えていることから、社員の入社後の活躍まで様々なサポートを行っています。

新卒採用におけるそれは、同じく人事の大谷が以下のnoteにまとめていますが、中途採用においても「その人が入社後に活躍できる環境を提供できているか」「その人がもつスキルを最大に引き出すことができる適切なミッションが与えられているか」等を常に考えています。

実際に私も、入社後1・3・6・10ヶ月が経過した新入社員の方と継続的に面談を行い、「不安なく業務ができているか」「今の業務内容にやりがいを感じられているか」などを確認したり、『ベーシックへ入社を決めた理由』の②でお伝えさせていただいた社員のキャリアについて議論する「人材開発会議」にも同席しています。

ベーシックに入社してくれた社員は、自分の限りある時間と能力をベーシックに提供してくれています。だからこそ、会社として、人事として、個人の成長の機会や未来に繋がるスキルを磨き上げ、今後のキャリア形成に活かしていただけるような機会を提供したいと思っています。

そして、今後も社員の採用に留まることなく、新入社員の皆さんやマネジメントする社員と積極的に関わり、それぞれの「強み」を把握し、さらに人材の配置変更や組織開発にも携わりながら社員と組織の成長にコミットしていきたいと考えています。

今回の転職でベーシックの【人の成長にコミットする姿勢】を自分に吸収させることで、将来改めて自分が起業する際には、ベーシック以上に社員の成長を大切にして、まさに人の成長が事業の成長を牽引するような組織を創り上げることが今後の目標です。

最後に

私は、ベーシックほど、社員がミッション・ビジョンに共感し、同じ方向に向かって走っている会社を知りません。
そして、全員が同じ方向を目指して、日々自分の与えられたミッションと向き合っているからこそ、事業の急拡大も実現できているのだと思います。

前職で担当していた美容業界では、思いもよらぬことで従業員が離職してしまう事態が相次いでおり、その度に組織は大きく揺らぎ、経営悪化にまで繋がるケースを何度も見てきました。

将来、自分が本当に起業することになった際には、マッチ度の高い人材採用や個人の成長を促進する環境整備などに力を入れて取り組むことで、個人の成長と会社の成長をパフォーマンス高く発揮できる組織を作り女性が安定して活躍できる場所を提供したいと考えています。

それを実現するためにも、まずはベーシックという専門家集団が集まる環境で揉まれながら、ベーシックにおいてそのような組織作りへ貢献することを通じて、自分の中でも再現性が持てる状態を作っていかなければいけないと思っています。

ベーシックが掲げるビジョンは、BtoBの市場の在り方を変えるような非常に難解な挑戦であり、決して簡単なものではありません。
だからこそ、一緒にそのような難しい挑戦をしたいと考える方、このビジョンにワクワクする方は、ぜひ採用サイトを覗いてみてください!

今回noteをご覧になっていただいた方の中から、一緒に挑戦してくれる仲間に出会えることを楽しみにしています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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