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3000名以上のキャリア相談に乗った私が「天職」に「転職」できた話。

はじめまして、株式会社ベーシックの大谷桃子(@basic__momo)と申します。

私は新卒で大手人材会社に入社してキャリアコンサルタントと新卒採用人事を務め、社会人3年目の年にベーシックに転職しました。現在は人事広報部にて採用業務をメインに担当しています。働きがい、働き方のどちらの面でも今の自分に最適な会社に出会えて、入社できて良かったと心から思っています。

ベーシックを選んだ理由や、入社してしばらく経ち改めて実感している今の想いについて記載できればと思います。こんな方にぜひ読んでいただけると嬉しいです。

・新卒or第二新卒の就職活動で企業選びに困っている方
・1社目で入った会社に違和感を持ち、転職しようと悩んでいる方
・若い内から裁量を持って働きたい方
・Webマーケティングに興味のある方
・人事職に興味がある方

1社目を選んだ理由

私は大学卒業後、とにかく「圧倒的な成長」を求めて新卒の会社を選びました。当時は”コト”として成し遂げたい目標というものは特段なかったのですが、”ありたい姿”として「自立した格好良い女性になりたい」という思いが強くありました。
今思い返すと安直で少しお恥ずかしいのですが、私の中での自立した女性とは、「会社に頼らず自分の意思で人生の選択をしていける人、そのためのスキルや経験を十分に持った人」という定義でした。

漠然と20代後半〜30歳手前で結婚、出産する一般的な想定で考えた時、どうしても時間的な制約がかかることを想定し、自分が理想としていた状態を20代後半までに実現したいと考えていました。そのため、 20代はひたすら仕事に打ち込みたい、そしてばりばり仕事ができ、大きく成長できる環境に身を置きたいと思っていたのです。より具体的な軸としては以下です。

・20代で多くの職能を身につけられる環境(成長の横軸)
・20代でマネジメントをしている人が多い環境(成長の縦軸)
・自分と同じくらいの熱量がある人が多い環境(人軸)

その上で、それらをどの領域の中で行いたいかを考えた際に、幼い頃の原体験から、結果的に「人材業界」に行き着きました。昔から自分の回りでは、労働環境に悩んで病気になって苦しんだり、仕事のストレスで精神的に参ってしまったりする人が多く、仕事が人生に影響する大きさを思い知らされ過ごしてきました。

「明日の仕事が憂鬱だ」「月曜日が来るのが辛い」

そんな気持ちで働いている大人を見る機会が幼少期からあまりにも多く、私は自分の仕事を楽しみにわくわくできる人間になりたいと思うと同時に、そのような人々を減らし、より自分の仕事に誇りをもって活き活きと働ける人を増やしていきたい、と自然と思うようになったのです。

そのような思いから、”自分の働きかけにより目の前の人の可能性を広げられる仕事”を志し、人材業務の中でもキャリアコンサルタントを自分の最初のキャリアとして選択しました。前職で行った仕事内容は、そのキャリアコンサルタントを含め大きくは以下の3つでした。

1)キャリアコンサルタント業務
2)離職率を減らすための施策として新規事業の立ち上げ
3)人事部新卒採用チームに異動し採用面接やリクルーティング業務

1)の時期は第二新卒向けのエージェント領域に従事しており、キャリアコンサルタントとして、軸の形成の相談、求人の紹介など、求職者1人1人の抱える悩みにひたすら寄り添い、カウンセリングし続けていました。

嬉しいことに、その結果として、2000人ほど社員がいる中で、全社のトップセールスとして2年連続でMVP表彰をいただくこともできました。それまでの社内の数値のギネス記録を更新することもでき、求職者と話をする日々も貢献実感が湧いてとても楽しく、当時は「これが私の天職だ」とほぼ毎日思いながら業務に励んでいました。

転職を考え始めたきっかけ

「臨時救護的な解決手法」への疑問

しかし、3年目になり、引き続き求職者との面談を繰り返している中で、ふと“小さな違和感”を感じはじめました。

・自分に向いている企業が分からない
・自己分析をしてほしい
・自分に合う会社を選んでほしい

など、思えばどの求職者も、結局のところ悩みは一定共通しています。「自分に合う企業が見つかりました!」というような嬉しい声が聞けることから、最初の2年間は1人1人の役に立てている貢献実感が大きかったものの、人材紹介事業という特性上、あくまで私たちに接点がある企業の中からのご提案しかできません。また、何人カウンセリングしても仕事選びに困る求職者自体が無くなることは当然無く、

「1日5面談、月100面談行いキャリア相談に乗る毎日はいつまで続くのか」
「自分がしていることはもしかしてその方々の臨時的な救護にすぎないのではないか」

そのような思いが徐々に湧き出したのです。そしてその結果、求職者の悩みを”仕組み”で解決し、困っている人の母数自体を減らすことができないのか。1対1ではなく1対100や1対1000…、つまり、”1対N”の働きかけで、より多くの人を救うことができる取り組みはないのか。そう考え始めるようになっていました。

まずは前職でそれを実現できる方法はないかを探し求め、その時最も課題であった“入社後の離職率”に目をつけました。それまでは、求職者が入社するまでの支援しか行っておらず、入社後のフォローやオンボーディングまでは行き届いていなかったことから、せっかく転職が実現したのに結果的にすぐに辞めてしまう事態も少なからず発生していました。

これではある意味また新たな求職者を作ってしまうことになるため、この離職率の課題を仕組みによって解決し、あくまで入社がゴールではなく、入社後の活躍まで支援すべく、“リテンションを強化する新規事業”の立ち上げを行ったのです。

この新規事業自体は実際に効果のあるサービスに仕上げることはできたものの、会社の事業の主軸はあくまでも「人材紹介」である故、全社の方針としてこの事業に大きな予算を割くことは難しく、立ち上げは行えましたが、その後の事業の拡大には結果的に行き詰まってしまいました。

根本の負=マーケティングの部分にあった

思えば、企業側にも求職者側にも、似たような「負」が存在していました。

企業側が抱えている負として、「多くの求職者に来て欲しいのに、そもそも自分たちの企業を知られていない」という声が多くありました。前職時代のクライアントは中小企業が中心であったこともあり、「自社の魅力をアピールできていない」「本当に届けたい情報を届けられていない」という”認知”の課題を多くの企業が抱えていたのです。

一方で、求職者側が抱えている負としても、「自分に合う企業が分からない」「情報量が少ないのでどこに行けば良いのか判断ができない」といった”情報収集”の悩みが大半を占めていました。

より求職者が選択肢を広げられるようにと、クライアント企業に事業内容や商材、サービスや制度などについてのヒアリングを重ねれば重ねるほど、その内容は魅力的に映るものが多く、本来知るべき会社やその人の軸に刺さるサービスの情報を受け取れていないということに対するもったいなさと課題感が、自分の中でどんどんと積み上がっていきました。
そして、この認知の課題を解決するためには、「良いサービスや商品を知ってもらうための根本の仕組みづくり」、つまり“マーケティング”の力が必要であると考えるようになりました。

臨時救護的な解決手法への疑問、そしてマーケティングという力の必要性に対する確信、その上で、新規事業への挑戦を経て感じた前職の環境にて自分の思いを実現することの難しさ。
これらがきっかけとなり、「仕組み」によって根本の課題解決ができる企業、そもそも悩んでいる人の総数を減らせるような業界の負に対して大きな影響を与えている企業、そんな環境で次は挑戦したいと思うようになったのです。

人事に対する思い

その上で、職種としては次は「人事」で挑戦していくことを考えていました。冒頭のキャリアにもあるように、実は前職の最後の半年間は、人事部新卒採用チームに異動し、人事として新卒採用業務を行っていました。きっかけは、キャリアコンサルタントをしながら“違和感”を感じ始めた当時、転職したいことを会社に伝えた際、人事への異動の打診を受けたことです。

自分が新卒時代に悔いのない会社選びの決断をできたのは、間違いなくその時真摯に相談に乗ってくれたくれた会社の人事の方々のおかげであったこともあり、「自分の働きかけにより目の前の人の可能性を広げられる仕事をしたい」という私が抱いていた思いを実現する一つの形として、人事にも魅力を感じ、打診を受けることにしたのです。

キャリアコンサルタントの経験を活かして、学生のキャリア形成や軸をリクルーターとして伴走し一緒に磨いていくことの楽しさ、セミナーやイベントなどを行い大勢に向けて自社を代表して会社の魅力を語る責任とやりがい、またそれらの結果、学生達が悔いの無い選択として自分達の会社を選んでくれることの喜び、などなど、結果的には、新卒採用として仕事をする中で、今まで以上に天職であると感じる瞬間が多く、充実した日々を過ごしていました。

ただ一方で、「世の中の仕組み自体を変えることができる環境で働いてみたい」という前述の感情自体はやはり消えることはなく、その思いをある意味隠したまま人事として採用の支援をすることの心苦しさを改めて感じる結果にもなり、次は人事としてのやりがいは維持しつつ、自分が挑戦したいと心から思える環境の中でその思いを正直にぶつけていきたい、そう思い転職を決意したのです。

なぜ、ベーシックだったのか

では、そんな私がなぜベーシックに入社したのか。上述の思いも踏まえ、大きくは3つの理由がありました。

① 本質的な課題解決ができること
② 挑戦し続けられる環境であること
③一緒に働く「人」

① 本質的な課題解決ができること

一番は何より、私が思い描いていた「仕組みによって本質的な課題解決を行う」ことを事業の柱としていたことです。改めて「本質的な課題」とは、具体的には以下の3つの基準で自分の中で定義していました。

・問題の抽象度:より抽象的で大きな事象であること
・解決できる負の大きさ:世の中に根付いている大きな負であること
・影響を与える人の数:その事象を解決することにより、多数の人が影響を受け幸せになること

ベーシックが成し遂げようとしていることと、上記の基準を当てはめて考えた時に、ベーシックがミッションとして掲げている「Webマーケティングの大衆化」はそれらに完璧に一致していました。

現在ベーシックが取り組んでいるのは”BtoB取引の負の解消”です。BtoB取引の市場は350兆円以上と言われており、日本においても非常に巨大な産業です。にも関わらず、その取引は依然飛び込み営業、テレアポ、紹介、展示会等のいわゆる旧来の営業手法にとどまっている会社が多く、受注がある意味偶発的であり、よいサービスと、それを欲する人たちのマッチングが最大化できているとは言えない状態です。これはまさに私が課題と感じていた、良い会社、良いサービスの認知が適切に行われていない状態です。

コロナ禍の影響もあり、多くのBtoB企業が世の中に幅広く認知されるためにデジタル化に取り組もうとしていますが、その浸透はまだまだ道半ばです。これは多くのBtoB企業がWebマーケティングを推進する上で、”知識・環境・人”の不足という問題に直面するためです。

この”知識・環境・人”の不足という問題に対して、提供するサービスを通じて「Webマーケティングを大衆化」を実現していくことにより、BtoB取引というこの巨大な産業の可能性を解放し、日本の生産性・成長の拡大に寄与することをベーシックは目指しています。(BtoB取引市場の可能性については、ぜひ以下NewsPicksの記事も合わせてご覧ください)

これだけ規模が大きく、難易度や抽象度も大きい仕組み作りに取り組んでみたい、またその先に与えられる業界全体へのインパクトや最終的なエンドユーザーまでの線が出来上がることの未来図にわくわくし、この領域に取り組んでみたいと本気で思うことができました。

② 挑戦し続けられる環境があること

これは「連続的な成長を感じられる環境であること」と等しいのですが、そういった環境に身を置き仕事をすることによって、当初新卒の就職活動の際にも感じていた「活き活き働く人材を増やしていくこと」に通じると思いました。
改めて、人が活き活き働くことができない理由として、私の中では以下の原因があるかと考えています。

・成長実感が湧かないため
・適切な評価をもらえないため
・貢献実感が湧かないため

一方で、ベーシックでは「期待役割グレード制度」という人事制度を設けており、各人の業務成果や業務難易度への”期待”でグレードが決まり、その期待役割に応じたミッションの達成度合いに応じて評価が行われます。
「今の能力値」に対する評価ではなく、「今出来なくても、今後できるようになってほしい期待」に応じてグレードが与えられるため、その期待はかなり難易度が高く、ひたすら脳みそをフル回転させて達成させられる目標になっています。そして、それを達成すればまた新しい「期待」が与えられる、というやり方です。

言い換えると、旧来より日本でも主流になっている”職能型”ではなく、”職責型”の人事制度であり、その結果、抜擢や昇格も非常に活発に起きています。これは前職で数多くの企業を見てきたつもりだった私でも、一番驚いた制度でした。

この制度に基づき、常に期待に応じて与えられたミッションと照らし合わせ、「何をしたらこの一段上のミッションに追いつけるか」と逆算して行動することで、必然と半期ごとに大きく挑戦・成長できる環境があるのです。

このような挑戦し続けられる環境がある会社で”人事”として働くことで、「成長実感を持って活き活きと働ける社員を増やしていけるのではないか」「良い組織を作っていけるのではないか」そう強く感じました。

そしてさらには、そんな社員達が活躍し、本質的な課題を解決するベーシックのサービスが世の中に拡大していくことで、サービス提供先の社員の方達まで含めて、より多くの人に活き活きと働いてもらうことに繋がる、そんな好循環すら生み出していけるのではと考えました。

③一緒に働く「人」

その上で、最終的に背中を後押ししたのは「人」の部分でした。ベーシックにいる人は、他人の成長に非常に協力的で、各人のミッションの達成を全力で応援してくれます。
そのようなベーシックのカルチャーの根底を成すものとして、「basic power」と呼ばれるコンピテンシーがあります。

採用面接でもよく「どんな人が多いですか」「どんな社風ですか」と聞かれるのですが、私は“成長思考と利他性の両方が揃っている人”が多い会社であると伝えています。

成長思考の部分でいくと、”GOAL ORIENTED”や”TRY&LEARN”の部分になるのですが、「常にゴールから逆算して考え成果にこだわり続けられるか」、そして「そのゴールに対して仮説検証を繰り返し学び続けられるか」ということを大事にしており、実際にそれを体現できている社員が非常に多いです。前述の期待役割グレード制度に沿ったミッションも、まさに全体のゴールからの逆算されたものになっています。

特にどの事業部でも組織として共通していると感じているのは、ゴールの明確さとメンバーの共通理解です。例えば、ferret Oneのフィールドセールスやカスタマーサクセスでの根底にあるゴールは「自分達が受注をすること」ではなく、あくまで「ferret Oneを利用するお客様が業績を上げること」であり、そのためのプロセスや手段はこうすべきだよね、という考え方なのです。
最終的なゴールが明確でそこの共通理解があり本気で解決したいゴールだからこそ、途中で困難なことがあっても頑張っていける、そしてそのために、たゆまぬ成長を目指す社員が多いのではないかと思います。

一方で、単に成長思考が強いだけの会社だと、一見がつがつしていたり体育会系なイメージを想像しがちですが、ベーシックは全く異なると感じています。個人の成長というよりも、あくまで組織やチームの成長を自分ごととして捉えているからこそ、周りの社員と激しく競争したりするような文化ではなく、他人を思いやり、困っている人がいれば当然のように助けてあげる、という思考を持った人が多いです。それがまさにコンピテンシーの”TEAM SPIRIT”の部分に当たると感じています。

入社後毎日見ていても感じますが、自分のメンバーや先輩後輩が困っていたら自分の時間を割いてでも協力してくれる人が多いです。解決のための施策を自分ごとのように考えたり、ランチに誘ってカジュアルに話を聞いてあげたりなど、チームメンバーの“感情の変化”に気づける人が非常に多いと感じています。ポジティブな声の掛け合いや、励まし合いをするような光景が周りで良く見られるので、そういったところからも利他性の大きさを日々実感しています。

採用サイトには、そんなベーシックの様々な社員のインタビュー記事が掲載されています。どんな社員がいるのか、何を考えて行動している社員が多いのかなど、これを読んでいただくとより社風が分かるかと思いますので、是非ご覧ください。

今後やっていきたいこと、実現したいこと

まだ入社したばかりではありますが、もうすでに私の大好きな会社であるベーシックの拡大と成長に向けて、人事としてできることを精一杯していきたいと思っています。
現在私が所属している人事広報部の2022年度の大きなミッションは、何より「採用強化」です。2021年12月には大型の資金調達も実施し、その資金の大部分を採用に投資することを決定しています。

ここ数年で人員を2倍にすることを計画しており、ほぼ全職種、さまざまなポジションで募集をしています。(現在募集中の職種は、以下一覧でぜひご覧ください)

大きな負が存在するBtoB取引という巨大な市場に踏み込み、”Webマーケティング”というこれまでは複雑で難易度の高いものを”大衆化”させていくことにより、企業が本来伝えたかったメッセージをエンドユーザーまで確実に届け、出会うべき企業同士が出会える。困っていた部分から解放され、多くの人が幸せになれる。

その実現のために、人事として、新卒、中途ともに良い人材の確保、そして母集団形成から採用までのプロセス作りに徹底的にこだわっていきたいです。良い人を採用し、「Webマーケティングの大衆化」に向けて共闘することで、多くの方に貢献しベーシックという会社の社会的価値を上げる、それによりまた事業が伸び、良いプロダクトを作っていける。そういった循環を生み出していきたいと考えています。

前述の人事制度のところでも少し触れたように、ベーシックは、どこまでも自分のやれることを伸ばし、限界を超えていくことができる、裁量が無限に広がる会社です。
人事として多様なメンバーと話す中で、理想の実現に向けて着実に前に進んでいることが実感できているからこそ、毎日やりがいを持って楽しく働けています。

「明日の仕事が憂鬱だ」「月曜日が来るのが辛い」
このような思いは、本来やりたいことや本当であればすべきことに時間を避けない状態であること、またひたすらに量だけをこなしたりそれに伴って体力を使わなければいけない状態が、そうさせているとも言えます。

Webマーケティングの大衆化により、誰もが本来自分が情熱をかけたかったこと、よりクリエイティブなことに時間を割けるようになれば、もっと自分の仕事を楽しみに、誇りを持って働ける世界観を作っていけるのではないかと本気で思っています。そんな世界の実現のために、最高の会社で、最高のチームメンバーと共に全力で戦っていきたいと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。近々このnoteをご覧いただいたどなたかとも、お話できることを楽しみにしています!Twitterでも採用関連の情報を発信しておりますのでよろしければフォロー、DMをお願いします!

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