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ferret Oneが好き過ぎて、気がついたらferret Oneのセールスになっていた話

はじめまして、株式会社ベーシックの見山 悠妃(@myan_sales)と申します。

前職は営業支援会社に5年所属しており、クライアントに代わって営業活動を行う営業として4年間、その後自社のマーケティング部署の立ち上げを経て、2021年9月にベーシックに入社しました。現在はオールインワン型BtoBマーケティングツール「ferret One」の事業部で、フィールドセールスの役割を担っています。

今回のnoteでは、わたしがなぜベーシックへ入社し、ferret Oneのセールスになる決断をしたのか。また実際に入社してどうなのかをご紹介します。特にこういった方にぜひ読んでいただきたいです。

・ぼんやり転職を考えているけど、具体イメージが湧いていない人
・キャリアビジョンは正直ないけど、チャレンジはしたい人
・BtoB営業やBtoBマーケティングをしている人、興味がある人
・SaaSのビジネスモデルに興味がある人

ベーシックとの出会い

ベーシックはマーケティングとテクノロジーで問題解決をする専門家集団として、所属するferret One(SaaS)のほか、formrun(SaaS)、ferret(国内最大級のWebマーケティングメディア)といった3事業を展開している会社です。

01.ferret Oneサービス紹介資料

実はわたしがベーシックと出会ったのは、転職活動ではなく、前職でマーケティング部署を立ち上げた時でした。

冒頭で触れましたように、わたしは新卒時からずっと営業を担当していたため、マーケティングの戦略を練り、施策を考え実行できるほどの知識は元々ありませんでした。なのでマーケティング部の立ち上げにアサインされた当時は、ベーシックが運営しているferretを読んでマーケティングにまつわるノウハウ記事を読み、地道に勉強する日々を過ごしていたのです。しかし、記事を通じてノウハウを吸収し、思考をめぐらせ絵を描いたところで、実際に形にできないもどかしさを感じて焦っていました。

そのようにして悩んでいたある日、ベーシックが「BtoBマーケティング実践ウェビナー」を開催すると知り、藁にもすがる思いで参加してみることにしました。そして、そこで「ferret One」というツールに出会ったのです。さっそく問い合わせをして営業を受けてみると、まさにわたしが直面していた課題が解決される夢のようなツールであると感じ、すぐさま導入を決定しました。

課題① BtoBマーケティングのノウハウ不足
・ferret One自体もferret Oneを使ってBtoBマーケティングを行っているため、実践的なノウハウを持っている
・ツールを導入して終わりではなく、その後BtoBマーケティング施策を実行していくための支援も伴走してくれる
・BtoBマーケティングが学べるコラムやウェビナー、ホワイトペーパーを豊富に提供してくれる

課題② 実行するためのツールなど、そもそもの環境が整っていない

・制作会社に頼らずとも自社できちんと更新が行える、運用性の高いCMSツールである
・複数ツールを導入しなくとも、BtoBマーケティングに必要なものが一通り揃っているオールインワンのツールである

その後、実際にユーザーとしてferret Oneを使ってサイト制作を行い、カスタマーサクセスからオンボーディング支援を受け、マーケティング施策を伴走してもらいながら実行し、素人だったわたしを一人前の「マーケティング担当者」と名乗れるくらいに育ててもらいました。施策の効果が出たら一緒に喜んでくれ、「ferret Oneチームと一緒にマーケティング部の立ち上げを行った」と思えるほど、会社のファンになっていました。まさに暗中模索だったわたしを救ってくれたツールとチームなので、立ち上げの目処が一定ついた時には、「BtoBマーケティングを立ち上げる会社はみんなferret Oneを使うべきです!」と口にしていたほどでした(笑)


転職のきっかけと、3つの転職軸

そもそも、転職を考えた背景は「まだ知らない、新しい景色が見たい」というチャレンジ意欲の高まりでした。実は2020年に病が発覚し「わたしは後悔しない人生を歩めているか」をその時から常に考えるようになっていたことが元々のきっかけです。

その中で、人生の多くを過ごす仕事についても当然考えるようになったものの、わたしは明確なキャリアビジョンというものは持っていませんでした。
とはいえ、成長実感が得られる仕事が好きで、前職での仕事を振り返ってもマーケティングの立ち上げのほかに、新規案件の立ち上げや地方転勤、採用広報など数多くのチャレンジしてきました。そうして様々な役割を全うする時に「見える景色(視野・視点・視座)が変わった」と感じて充実感を得ていました。

それでも「今見える景色が全てだ」と思うのではなく、さらに成長し続けるためのヒントを探るために、社内外の尊敬する方々に仕事観について聞いてみることにしました。すると共通点は「過去に2社3社経験し、そこで感じたことを実現させようとした結果、今の環境にいる」ことでした。それを知って今の会社とは違う環境に身を置くことが、まだ見ぬ新しい景色を見ることに繋がるのではないかと考え、転職を決意します。

ある意味チャレンジ退職のような形になりましたが、この気持ちに共感してくれ、背中を押してくれた前職の上司たちには今でも大いに感謝しています。

そうして退職を決めたわたしは、転職先を探し始めました。今回の転職の一番の目的である「新しい景色を見る」とは「難易度のある仕事を全うすることで視座をあげて、大局的に物事を見ること」と捉えていました。そのために必要な要素を分解し、以下の3つを転職軸としました。

①会社:壁を乗り越えて大きくなるべくチャレンジを積極的に行っている
②事業:責任ある役割を任せてもらえる
③組織:レベルが高い仲間と意見を出し合え、スキル成長に前向きである

軸をイメージして転職先を探しつつ、同時並行で退職に向けて業務を引き継いでいく一環で、ferret Oneのカスタマーサクセス担当だった黒木と菊池に退職の挨拶する機会がありました。するとわたしが過去に「ferret Oneをみんなに使ってほしい」と漏らしたことをきっかけに「もしベーシックに興味があれば会いませんか」と声を掛けてもらいました。

もともと転職先の候補にベーシックはなく、ferret Oneの導入を通じて会社のファンになっていたわたしはただ単純に、満足な支援をしてくれた担当者に最後に会って御礼を伝えたいこと、転職を検討する上で何かしらの気づきが得られるかもしれないという期待から、話を聞いてみることにしました。ところが結果的には、ここで話したことがきっかけで、3つの転職軸にベーシックがあまりにぴったりと合っていることを知ることになりました。

ベーシックの魅力と、入社後のリアル

それでは前述3つの転職軸と照らし合わせて、何に魅力を感じて入社をしたのか、実際に入社してどうか、それぞれでブレイクダウンして紹介していきます。

①会社:壁を乗り越えて大きくなるべくチャレンジを積極的に行っているか

ベーシックは創業事業である比較サイトをはじめ、これまで60以上の事業を立ち上げ、複数の事業売却をしてきた経緯があるのですが、全ての事業は「顧客が何を求めているのか」という問題解決を起点とした事業となっています。以下noteで代表 秋山が述べているのですが、問題解決を軸に事業展開をする中で行き着いたのが、BtoBマーケティングの問題。そこから現在に至り、BtoBマーケティングに特化した事業展開をしています。

まずBtoB取引の市場規模は、非常に大きいにもかかわらず、BtoBマーケティングに取り組み、リード獲得などの成果を出している企業は非常に少ないのが現状です。

株式会社ベーシック_会社紹介資料(ferret One事業部) (1)

さらにコロナ禍で計画の下方修正や戦略変更を余儀なくされた企業もあったかと思います。前職で営業支援を行っていたなかでも、実際にそういったご相談をいただくケースが非常に多かったため、これは実感値としてもありました。

株式会社ベーシック_会社紹介資料(ferret One事業部)

ここに対して、マーケティングとテクノロジーによる問題解決にチャレンジしている会社がベーシックです。わたしが前職で直面した知識や環境、人の課題といったBtoB企業が抱える課題に正面から向き合っています。

これまでの当たり前を一新していくには大きな壁が立ちはだかります。そのチャレンジにわたしも参加したいという想い。自身が実際にマーケティングを行うなかで感じた課題を解決できるのではないかということが魅力に感じた点でした。

入社後もギャップはなく、四半期のオフサイトはもちろん、毎月1回は必ず全社朝会があるため各事業の状況について知ることができます。これから会社として大きなチャレンジをしていく段階で、毎回各事業のチャレンジの大きさに驚きながら背筋を伸ばして参加しています。

②事業:責任ある役割を任せてもらえる事業か

事業の魅力に関しては、事業モデルであるSaaSと、ferret One事業の二面でお伝えします。

まず、ferret Oneの特性でもあるSaaSというのは、簡単にいえば個社毎のカスタマイズではなくパッケージされた機能を持ったクラウドサービスです。そのため、市場の一定数が感じている問題を解決するために、市場全体のニーズに合わせてアップデートを繰り返すことが多いです。

課金体系は売り切り型ではなくサブスクリプション型のため、顧客にプロダクトを気に入ってもらい、継続的に複数年に渡り利用していただかないと投資回収できないモデルになっています。

そのためマーケティング、セールス、カスタマーサクセスの各段階において、どこかの組織が利己的になってしまうとビジネスとして破綻してしまうビジネスモデルです。一方で、顧客に向き合い続け、組織が有機的に連携し、プロダクトを磨き続けることで、結果的に顧客に選ばれ続けることとなり、SaaS事業ではそれが事業成長、黒字化に繋がっていきます。

つまり、顧客に嘘がつけないビジネスモデルなのです。そのビジネスモデルにも魅力を感じました。

無題のプレゼンテーション

SaaS事業として顧客にきちんと価値提供していくためには、正しくレポーティングを行い分析し、何が起きているのかを理解し、打つ手を講ずるために組織間で連携していくことが求められます。

実際に入社をしてみると、事業数値は常にオープンになっていたり、横の組織同士で毎週MTGも行われているため、どこかが破綻していないか、きちんと連携が取れているかを確認することができます。さらに組織横断でプロダクト強化に向けたプロジェクトチームが発足していて、入社直後から関与させていただいています。役割を担えることもそうですし、事業がどうなっているのか経営視点を養う環境があると感じています。

次にferret Oneそのものについてお話をすると、BtoBの市場感でもお伝えした通り、Web上に情報を出す重要性は浸透してきているものの、わたしの実体験としてもゼロからBtoBマーケティングを始めることは、ハードルが高いと思っています。

01.ferret Oneサービス紹介資料 (1)

というのも、図のようなBtoBマーケティングフレームワークにあるようなプロセスで、色々な懸念が浮かんでくるからです。

・「どこの、誰に、何を、どうやって伝えるか」戦略設計がうまくできない
・施策の種類は非常に多く、複雑で何から取り組むべきかわからない
・難しいコードやいろんなツールを使わないといけないのではないかと不安
・いざやってみても、業務が多くてPDCAが回らず成果が出せない
・一朝一夕で効果が出ないため頓挫してしまう

ferret Oneは「BtoBマーケティングの大衆化」というビジョンを掲げていて、まさに「取り組みたいのにできない、うまくいかない」といった企業が、ferret Oneと共に一歩踏み出せるようなサービス提供をしています。

わたしはセールスとして、ただferret Oneの案内をするのではなく、時には顧客の理想に向けて一緒にマイルストーンを設計することもあるでしょうし、顧客に現状の計画を考え直してもらう必要も出てくるかもしれません。マーケティングへの投資に対して顧客の経営陣に踏み込んでいくことも必要だと考えています。そのためには、BtoBマーケティングの知識ももちろんですが、顧客と同じ方向を向いてビジネスの上流から関われる信頼のおけるセールスになっていかなければなりません。

実際に入社をしてみると、そこに向けて朝会での共有やSlackでのやりとり、セールス部長 神田との週次1on1などが活発に行われています。こうしたらいいんじゃないか、というアイデアも積極的に検討し取り入れる動きがあるため、入社年次関係なく活躍できる環境です。

まとめると、SaaSを取り扱うベーシックメンバーとして、積極的に事業視点でのインプット・アウトプットの役割や機会。ferret Oneを担当するセールスとしては、顧客に対するマーケティングの第一歩を踏み出してもらうための責任。この2つから責任ある役割のもとで自己成長が望めると感じました。

③組織:意見を積極的に出し合い、事業成長やスキル成長に前向きな組織であるか

入社前の面談や面接では、ferret One事業部の部長(セールス部 神田カスタマーサクセス部 秋パートナーサクセス推進室 林)、マネージャー(マーケティング部 野口)、メンバー(カスタマーサクセス部 菊池・黒木、マーケティング部 梨木)と、幅広い部署・役職の方と会わせてもらいました。色々な話をする中でベーシックがまさに今、変革していくタイミングであることも知りました。

変革にあたってどうしていくべきなのか、今後向かっていく方向についての話題になった時、部署やレイヤー問わず全員が、事業や顧客について同じ方向を向いてディスカッションをしていたことが非常に印象的でした。

部長やマネージャーだけが盛り上がり、メンバーは置いてきぼりになりがち。実際にそういった瞬間をこれまで何度も見てきました。一方ベーシックでは、メンバーも食いつくように発言し、役職に関わらず対等に会話をする。その光景がすごく衝撃的で大きく惹かれ、結果的に入社を決めた大きな要因の一つです。

とはいえ転職にあたって、面接時の求職者の期待値と入社後の実態が伴わないケースも往々にあると思います。なので一定は覚悟をしていたのですが、実際に入社すると驚くことに最初に受けた良い印象のままというのが現状です。その理由として、ベーシックが置く「Basic Power」という行動規範が組織に浸透しているからだと感じています。

株式会社ベーシック_会社紹介資料(ferret One事業部) (3)

字面だけでなく、実情として感じたことをお伝えします。

GOAL ORIENTED
ユーザー時代からもひしひしと伝わってきた「顧客と向き合い、顧客の成果にこだわる」という対顧客への姿勢もそうですし、初めてメンバーと会った日のレイヤー関係なく前向きな意見交換がなされていた場からも見て取れた通り、目的思考でどう進めていけば良いのか、歩みを止めない姿勢は全社に浸透していると感じています。

TRY&LEARN
「失敗を恐れず挑戦すること」「失敗は次の成功に繋げる学びにすること」は、入社してまもないわたしも積極的に機会をつくっています。年次やレイヤー関係なく、チャレンジをして良い環境が与えられており、実際に事業内でも新卒・中途、メンバー・部長など関わらず、大小さまざまなチャレンジが行われ続けています。また、チャレンジして終わりではなく、その前後の仮説検証も徹底的に行っていくため、組織知が高まる要因とも捉えています。

TEAM SPIRIT
常日頃、各組織でのコミュニケーションはSlack上で活発に行われていますし、組織横断でのMTGも毎週実施されていたり、事業横断で全社キックオフが定期的に開催されています。
入社直後でいえば、実際に所属事業部の全チーム(事業企画〜マーケティング〜セールス〜カスタマーサクセスなど)や、所属事業部外(formrun事業部やferret事業)からの説明会があったり、先輩社員が社内メンバーを繋げてくれる役割を担ってくれるブラシス制度があったりと、チームを最初に知ることから始まります。


また、行動規範に限らずですが、評価制度は期待役割グレード制度となっていて、与えられた期待に対するチャレンジが評価される仕組みになっています。評価制度も一貫している印象を受けました。

ここまで読むと、「少し暑苦しい組織のかな?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが(笑)、実は面接時の爽やかさに惚れたところもあります。わたしのキャリア観は冒頭でお伝えした通り、明確にやりたいことはありません。キャリアの考え方でよくいわれる、目標に向けて逆算して行動していく「山登り型」と、状況に応じて成長を重ねていく「川下り型」でいくと確実に「川下り型」なのです。

たとえ自分にやりたいことがなくても、転職活動にあたっては「やりたいことは?」とよく問われます。問われすぎて苦しくなったこともあります。ですが自分に嘘をついてまで入社しても仕方がないと思っていたので、正直に「やりたいことはありません。目の前のことにコミットしていく中で、見えてくると思っているので、成長してやりたいことを見つけていきたいと思っています。」と話していました。

ベーシックの面接でもその旨をCOO 林にまず話し、「川下り型なんだね!」と何も問題視されず、次の面接でCAO 角田にも話すと「見山さんのこれまでを聞くに、それが合ってるんじゃないかな。僕もそうだったよ」とこれまでの経験を話してくれ、やりたいことがないのは問題だと思っていたわたしは前を向くことができました。同時に、個を見てキャリアを応援してくれるとも感じました。

今後やっていくこと

このようにして、ferret Oneのフィールドセールスとしての歩みが始まりました。現在はマーケティングチームによって獲得されたリードをインサイドセールスが育てたのち、受注へと繋げる役割を担っています。

02_当社(ferret One)バリューチェーン

2020年以降、これまで多くのBtoB企業が行ってきた、電話と足で稼ぐ営業手法が難しくなった年だったと思います。

Webマーケティングができない企業が多いことは、前述のBtoB市場感で述べた通りです。それでもWeb上に情報が溢れる現代では、約6割の意思決定が営業との接触前に済まされてしまっているため、Web上に情報がなければ検討にすら上がらないケースが増えてきていると言われています。

04.Webマーケティングに取り組むべき理由

BtoBマーケティングに取り組むにあたって、実際にわたしが感じた壁。ユーザーとして助けられたferret One。それらの経験を活かして、より多くの企業が「BtoBマーケティングがうまくできる」状態になるよう支援していきたいです。

文中で何度もお伝えしていますが、BtoBマーケティングを始められていない企業が多い一方で、必要性は高まっています。それでも、「正直よくわからない」「過去に失敗してしまった」「上の理解が得られない」といった理由で一歩踏み出せず、売上機会を損失してしまう企業が多く存在しています。なので、セールスとして第一歩を踏み出すきっかけを与えられる存在となり、結果的にferret Oneのビジョンである「BtoBマーケティングの大衆化」という世界観を実現していきたいです。

今のferret Oneも大好きですが、大衆化に向けてはまだまだ進化させていかねばなりません。セールスとしての一役だけでなく、事業を動かしていく覚悟をもって駆け上がっていきます。その先にきっと、素敵な仲間と望める「新しい景色」があると信じています!

この記事を読んでベーシックやferret Oneにご興味を持っていただいた方はぜひ募集要項を見てみてください。

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最後までお読みいただきありがとうございました!どこかでお話できると嬉しいです!

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