見出し画像

エンジニア就活を成功へ導く就活軸整理のテクニックと「ベーシック」入社までの軌跡

初めまして、さきと申します!
私は2023年4月に株式会社ベーシックに新卒として入社し、現在はフォーム作成管理ツール『formrun』のエンジニアとして奮闘中です。

新卒入社から早いもので数ヶ月が経ち、私が望んでいた環境での仕事を実感しながら、日々の業務を経て学び続けています。そして、毎日の業務を通じて学ぶことが多い中、就職活動時に自分がどのような思考でこの場所を選んだのか、改めて振り返りたいと思いました。

特に以下のような方に読んでいただけると嬉しいです!

・自己分析の方法に興味がある方
・就活の軸を整理するヒントが欲しい就活生
・新卒でどんな会社に入れば良いか迷っている学生の方
・エンジニアとしての就職または転職活動を考えている方

突然ですが、就活軸を考えるのってすごく難しいですよね。

ですが、軸を明確にすることで、自分の価値観や志向を明らかにすることができ、さらに企業選びや面接時にも自己PRにも役立ちます。もちろん、企業側も応募者がしっかりとした軸を持っていることで、その人の適性や価値観を把握しやすくなります。

しかし、就活時の私は「自分の軸っていったい何?」と頭を深く悩ませていました。

「好きなこと」や「得意なこと」については 漠然と考えていましたが、それを就活にどう活かすのかの具体的な方法がわかっていなかったのです。

その背景には、「就活の軸を設定する目的をあまり理解できていなかったこと」がありました。
そのため今回は、就活時に感じていたことを思い出しつつ、今就活中で同じような悩みを持つ方の参考になればという想いで入社エントリーを書くことにしました。

以下に、私の就活時の具体的な軸や、それをどう整理していったのかを共有します。


就職活動の背景・軸

1. 就活の軸を整理する視点を定める

私は就職活動を始めるにあたり、「○○がやりたい!」といった強い想いや、自分の価値観に対しての深い理解があるわけではありませんでした。
そのため、まず企業の説明会やマッチングイベントへの参加で得た情報や印象をメモとして記録し、軸を考える材料としてストックしていきました。そして、それをもとに自らの軸を明確化するため、得た材料をどの視点で整理するのかを考えました。

その上で私が特に重視した視点は以下の2つです。

  • 自分が貢献できること

    • どのような業務であれば私のスキルや考え方を最大限に活かせるのか。

  • 自分が得たいこと

    • 私が成りたい自分や目指すキャリアには、どのような環境が必要か。

やりたいことと自分ができること、この二つの側面から自分の就活軸を整理することで、どういう企業、 業界、 環境で働きたいのかなど私の求める環境が明確になりました。
そしてそれが企業とのマッチングや面接での自己PRにも非常に役立つことにも繋がっていったのです。

2. それぞれの視点から軸を整理する

「自分が貢献できること」では、得意なことやモチベーションを感じる考え方を整理しました。

こちらでは、どのような事業に取り組みたいか、事業としてどのようなゴールを目指していると高いモチベーションを維持して仕事に取り組めそうか、というように、主に事業について整理しました。

 自分が得たいことは、長期的に自分がどのような環境に身を置きたいか、将来どのような自分になっていたいかということです。こちらでは、私個人として、主にどのような環境に身を置きたいかということを整理し、環境について考えました。

次に、上記で定めた「自分が貢献できること」と「自分が得たいこと」の2つの視点から自分の考えを書き出し、そこからなぜそう思ったのか、この考えに至るにはどのような体験があったのかを深掘りしていくことで整理しました。「自分が貢献したいこと」の軸を事業軸、「自分が得たいこと」の軸を環境軸とおいて書きます。

2-1. 事業軸
事業軸を定める上でまずたどり着いたのは「問題解決」ができる事業であるということです。
そして、「問題」と一口に言っても様々あるかと思いますが、私はその中でも機会の損失を無くせるような事業に携わりたいと思うようになりました。私がエンジニアになりたいと思ったきっかけが、このように考えた理由の一つです。

大学時代、私の専攻は経営学で、当時プログラミングとは全くの無縁でした。しかし、授業の中で偶然プログラミングに触れる機会があり、友人たちとのチーム開発や質の高いプログラミング教材を経験する中で、プログラミングの楽しさやコーディングの醍醐味を実感しました。これが、私がエンジニア職を志望する大きな要因となりました。

今ではエンジニアとしてやりがいをもって働く事が出来ており、この選択肢を選べて良かったと心から感じていますが、その選択が出来たのも、自分に合った情報や環境に巡り合えたからこそです。
どれか1つでも欠けていれば、今の自分の選択には至っていないかもしれません。

人々が自分の人生を自分でコントロールし、本当にやりたいことに専念できるためには、適切な情報や環境が必要だと、私はこの経験から強く感じました。
それと同時に、「あらゆるハードルによって本来やりたいことに到達するのが難しい現実は他にもたくさんあるのではないか?」とも感じるようになりました。

例えば、新しいものを生み出したいと考えているが、技術的なハードルに直面している場合、適切な教材や環境が提供されればその障壁は低くなるのではないでしょうか。そもそもの技術が不要なら、目的達成はさらに容易になることでしょう。
このように、世の方々が本当にやりたい事に対して一直線に向かっていくことが出来るお手伝いを、私の好きなモノづくりを通じて携わっていきたいと強く考えるようになりました。

2-2. 環境軸
続いて、環境軸で私が重要視していたのは「スキルアップできる環境」です。
この考えに至る体験としては、チーム開発での過去の悔しい経験が挙げられます。

プロダクトをつくるにあたって、何を作るのか、そのためにどのような機能が必要かまでは明確にできたものの、それを実現するためのスキルが不足していました。
その結果、予測できない問題に直面したり、とりあえず動くものを作るために、冗長なコードをたくさん書いてしまったり、スケジュールの最後の方で力ずくで乗り切るというようなことをしてしまいがちでした。

この経験から、よりよいプロダクトを作るためには、高い技術力を持つ集団に属し切磋琢磨しながら自分のスキルアップを目指していく必要があると実感しました。

さらに、スキルアップを実現できる環境として「目的意識が浸透した環境」が欠かせないと感じていました。
私は、ユーザーの課題を解決する実用的なプロダクトやサービス作りに携わりたいと考え、そのために必要な課題解決力や技術的スキルを身に付けたいとも思っていました。

この目的を実現するためには、チーム内で共有される明確なビジョンが必要です。共通のゴールを持つことで、チームとして一つの方向に向かい合うことができ、個人としても効果的にスキルを伸ばすことができると考えました。

また、自分の「やりたいこと」が明確でない場合、たとえ高いスキルを持っていたとしても、そのスキルを「実用的なプロダクト」の制作に活かすことが難しいと感じていました。
その結果、自分のスキルが具体的にどう活用されるのかが分かりにくくなり、自分の能力の正確な評価が難しくなるのではないかと考えたのです。

このように、事業軸と環境軸のそれぞれで、まず考えを大きく捉え、その考えに対して体験などを通して掘り下げることで、より具体的な軸として落とし込んでいきました。
そして、私の最終的な軸は以下のようになりました。

「自分が貢献したいこと」での整理
 ・自分が得意とする分野やモチベーションを感じる点
 → 環境や情報の不足による機会の損失を解決する事業
「自分が得たいこと」での整理
 ・望む長期的な働く環境
 → 目的意識が浸透した環境
 ・将来の自分の姿
 → 実用的なプロダクトを作る技術力を持つこと

何故ベーシックに決めたのか

私がベーシックに入社したいと思った理由は、主に以下の2点です。

・「知識」「環境」「人」の不足を解決し、人が本来のやりたいことに集中できるプロダクトをつくっている
・会社全体やエンジニア組織のコアコンピテンシーなど、行動規範や目的の共有が組織として徹底して行われている

「知識」「環境」「人」の不足を解決し、人が本来のやりたいことに集中できるプロダクトをつくっている

ベーシックは難しいと言われているWebマーケティングを、誰もが簡単に扱えるようなものにする「Webマーケティングの大衆化」というミッションを掲げ、4つの事業を展開しています。

従来は営業担当が顧客と直接会うことで商品の訴求をしていました。しかし、今は世の中的にデジタル化の流れが進んでおり、顧客は商品を購入する前に、自分自身でWeb検索をして意思決定をする時代へと変化しています。

しかし、多くの企業は世の変化に対応するためのWebマーケティングを行うための「知識」がなかったり、実行するための「環境」や「人」が不足していることにより、デジタル化の波に乗れず、機会損失をしている会社も多いように感じています。
そこで、その「知識」「環境」「人」の不足を解消しようと動いているのがベーシックなのです。

先ほどお伝えした通り、私は自身のプログラミングの経験を通じて、「情報や環境の不足からくる機会をなくす」ことをやりたいと考えており、この軸と合致していると強く感じています。

また、最終面接で代表の秋山が「SaaSは顧客に嘘のつけないビジネス」と話していたことも、実用的なプロダクトを作りたいと思っていた私の価値観と一致していると感じました。

会社全体やエンジニア組織のコアコンピテンシーなど、行動規範や目的の共有が組織として徹底して行われている

会社が掲げるコンピテンシー(社員に求める行動特性)の1つには「GOAL ORIENTED」、つまりベーシックが同じ目的意識を持って仕事に取り組める組織であることを感じました。

また、選考の中でコンピテンシーの徹底に関する会社の取り組みを聞き、面接でお会いした社員一人一人から感じる浸透度合いに非常に感銘を受けました。

そして、現在『ferret One』の開発部長を務める唐澤さんは下記の採用サイトにて『「プログラミングは問題解決のための単なる手段の一つ」でしかありません』と言っています。

他にもお会いした開発部の方々が、技術に高い関心を持ちつつも、あくまで「問題解決」という目的が重要であり、そのための手段として開発手法に拘らないスタンスを持っているように感じました。

このような体験から皆さんが同じ方向を向いて課題解決に取り組まれていることを強く感じ、環境軸で考えていた「目的意識が浸透した環境」にも大きく合致している会社だと感じることができました。

また、どの社員さんもとても話しやすい雰囲気をつくってお話しをしてくださったので、純粋に「居心地がいいな~」とも思いました(笑)

現在の仕事と今後について

現在私は、フォーム作成管理ツール『formrun』のエンジニアを担当しています。

『formrun』はコーディングスキルの不足や費用、時間の制約といった課題を効果的に解決し、ユーザーにとって本当に集中すべき業務に専念できる環境を提供するプロダクトです。

ITリテラシーに自信の無い方でも30秒で誰でも簡単にデザイン性の高いフォームが作成でき、サイトへの埋め込みまで出来てしまいます。また、単なるアンケートツールとしての利用だけでなく、CRMや決済ツールとしての機能性も持ち合わせており、保守運用コストの面でも優れているため、ユーザー数が急増しています。

私はこの成長著しいプロダクトの開発チームの一員として、主に不具合修正や機能改善を担当しています。
エラーの原因を探して改善するような作業が元々好きなので、純粋に業務が楽しくて時間があっという間に過ぎます。

また、事業成長速度の早いサービスでもあるため、開発環境のブラッシュアップや意思決定のスピードも速く、毎日のように新機能が実装されていくため、事業成長を俯瞰する上で絶対に必要なドメイン知識を付けていくだけでも大変です。
その点、不具合修正はその時々によって見る機能が全く異なるので、巨大なプロダクトの概観をキャッチアップするのにとても適しています。
加えて不具合修正や機能改善を通じて、私の行った修正が実際に反映されると直接ユーザーの経験を改善する手段になっているという実感も持てるので、やりがいや達成感も強く感じています。

組織の環境もとても風通しが良く、いい意味で新人扱いされない部分があり、それがとても嬉しいです。
ただ言われた仕様で実装をするだけでなく、「ここはこうなっていた方が良いのではないか。」という提案もちゃんと聞いてもらえたり、逆に、「ここはエンジニア目線でどう思うか。」という質問をしてもらえたりします。
もちろん、取り組むタスクの難易度がいきなりハイレベルすぎるということは無く、先輩方や同期にも気軽に質問できる環境があります。

フォローしていただく部分と成長や挑戦が出来る機会をバランスよく振っていただく事で、日々成長を実感できていることがとても楽しく、良い仲間に恵まれたとすごく感じています。
今後は、「ユーザーにとってより良いものは何か」を追求し、それを実現できる技術を身に付けたエンジニアになりたいです。
そして、formrunがもっと「難しいを簡単に」でき、多くの人が本当にしたいことに集中できるためのプロダクトにしていきたいです!

最後に

私がベーシックを選んだ主な理由は、組織の事業・価値観への共感と目的意識が浸透した環境という点でした。これらは就活を通じて私が特に考え、重視してきた点です。

冒頭に述べた2つの軸を基に考えることで、自己理解を深めて自分自身の価値観を明確にすることができました。そして、自分が何を重視して、どの組織で働きたいのかを明確にすることで、より自分にとって納得のいく結果につながったと思っています。

もし読んでくださっている方が就活においてどのように何を考えるべきかについて迷っている状況でしたら、これが1つの参考になればと思います。

もしこのnoteを読んで、ベーシックに興味が沸いた方がいらっしゃれば、以下の採用サイトを覗いてみてもらえると嬉しいです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

この記事が参加している募集

入社エントリ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?