はじめての大型オンラインカンファレンスで1,000名集めて大成功したferret Oneの取り組みを振り返る
こんにちは!株式会社ベーシックのみやま(@myan_sales)です。
私は現在、BtoBマーケ特化サービス ferret Oneのマーケ部に異動をし、7月からイベント企画・運営や登壇をメインとして取り組んでいます。
今回、noteでアウトプットしたいことはイベントマーケ担当になって4ヶ月でもできた、「2日間・定員1,000名のオンラインカンファレンスを満員御礼にし、満足度高く成功に繋げた取り組み」です。
今回のイベントは本文でも触れていきますが、以下のような内容・規模で行いました。
タイトル:はじめてのBtoBマーケティング 基礎を押さえる2days
開催日時:2023年10月30~31日(2日間開催 各日10:00-15:00)
登壇社・人数:15社・17名
セッション数:24セッション(うち講演15回・パネルディスカッション7回・ワークショップ2回)
申込定員:先着1,000名
運営母体:ベーシック
結果:
集客数 :⭕️ 1,000名(満員御礼!)
参加率 :🔺 50%
アンケート回答率:⭕️ 70%
イベント満足度 :⭕️ 3.5 / 4.0
新規リード含有率:⭕️ 50%
このようなイベントを、イベントマーケ担当になって4ヶ月のビギナーみやまが、ファシリテーターを務めたことのないみやまが、カンファレンスを企画・運営したことのないみやまが、大成功を収めることができました!
本イベントは「はじめての」がテーマなのですが、まさに私自身もはじめて尽くしのイベントでした。
共催セミナーやオンラインイベントが増加していく中で、より良い取り組みに繋げていきたい方や、現状企画や運営に悩みを抱えている方のお役に少しでも立てればと思い、執筆します!
オンラインカンファレンス実施の背景
まずそもそもなぜ、オンラインカンファレンスを実施しようとしたのか、目的は大きく2つあります。
新規リードの獲得強化
ウェビナーは、大きく分けて自社単独開催と共催開催の2つに分かれます。
自社単独は商談獲得目的、共催は新規リード獲得目的といった形で役割分担をしているケースが一般的です。
もともとわたしが7月からイベントマーケを担うようになった際のメインミッションは新規リード獲得です。本イベントについてももれなく、その目的が1つありました。
共催セミナーは、共催企業がそれぞれメルマガや広告を打って集客をするので、非常に新規リード獲得工数・コストが良い施策として一般的には言われています。
ただ、7月〜10月の4ヶ月で30件ほどの共催セミナーを行う中で、1開催あたりの新規リード含有率が徐々に低下していくのが目に見えてわかりました。
ただし、様々なセミナーに出ていることで「ferret Oneさんが登壇されているセミナーを先日視聴して興味があるのですが〜」であったり、展示会会場で「先日セミナーを拝見して来ました!」などといった認知向上や成約獲得にも副次的に繋がっていたので、新規リスト含有率の低下を現状としては理解しつつ、できる対策や取り組みを行いながら止めずに進めていました。が、大きく回復することはありませんでした。
そうはいっても、新規リード獲得がメイン指標であることには変わりないので、できる対策を行なった上で「大型イベントを行ったら含有率はどうなるのか」を検証したい、という思惑がありました。
ちなみに本イベントも含めた4ヶ月間で新規リード7,000件の獲得をしました。半期目標はすでに達成済みです!やったー!
これも一緒に組んでくださった各社はもちろん、次に繋げるための取り組みをガシガシと進めてくれた社内の仲間たち、そして興味を持ってくださったお客様のおかげでございます。
実は「リード」って表現あんまり好きじゃなくて。メインキャリアが営業だったからか1to1のコミュニケーションが大好きなので、葛藤もありましたがお一人おひとりのお役に立てるようにと、とにかく登壇内容を磨く努力しました。それが結果に繋がっていたのならとっても嬉しい!まだまだ改善できるポイントは自身の中にあるので、引き続き尽力します。
熱くなりすぎて話逸れちゃいました、もう一つの目的に話を進めますね。
自社のブランディング
上述した副次的効果もあり、「ferret Oneだからこそできる企画」をすることによってブランディングに繋がるのでは、ということも2つ目の目的としてありました。
なぜブランディングが大事だと思ったかというと、今期の弊社は展示会に毎月出展・出展計画をしている背景があり、この「認知度」が展示会の成果に相乗効果的に結びつくことを直近で目にしていました。ロゴを見たことがある、あのセミナーやってた会社が展示会出るんだ、と足を運んでくれるようなイメージをして目的に加えました。
ferret Oneは、BtoBマーケに関するお困りごとをまるっと解決するサービスとして、ツールをはじめとしたコンサルティングからリソース提供まで幅広くご支援しています。その根底にある目指しているものは、「誰もが簡単にマーケティング活動に取り組んでいける世界」です。
ということで「マーケ初心者でも大丈夫な、あのferret Oneだ!」と思ってもらえるために企画したのが今回の「はじめてのBtoBマーケティング 基礎を押さえる2days」でした。
近年、オンラインでのウェビナーやカンファレンスはさまざまな会社で毎日たくさん行われています。その中で、興味を持ってもらい、お申し込みしていただくためにも「記憶に残るような独自性を取り入れる」というものは取り組みにあたって非常に意識をしています。
ブランディングを目的に置くからには、ferret One・みやまだからこそできるイベントを通した「顧客体験」を徹底的に追求した企画にしていきました。企画詳細は以下に続きます。
「誰」にとって役立つイベントにしたかったのか
わたしのポリシーとして「企画はわたしが役立つ・面白いと思うもの」と決めているので、企画を生み出すのに時間はかかりませんでした。
というより、実はいつかやりたいと思っていた、とっておき企画があったのです!
それが、「はじめてのBtoBマーケティング」をテーマにした超ビギナー向けイベント。
ちなみにこのタイトルは、ラクスライトクラウド社の黒川さんとどこかの機会でお話していた際に出てきたアイデアから生まれました。原体験や頭の中にふわっとあったアイデアが形になった瞬間ですね。黒川さんありがとうございます!
企画がもともと頭の中にあったというのも、わたしが前職時代に営業から役割変更をして、未経験ながらマーケを立ち上げた時にお世話になったのがferret Oneだったという原体験があります。元ユーザーで、人もプロダクトもサービスも好きで、今ここで働いています。今もなお大好きです!
あのときわたし自身が悩み、つまづき、苦労したことを一つひとつ思い出した時に、「マーケの全体感がわかっていない」「手段としての施策なのに根本の戦略が抜けている」ということがありました。
なので、ターゲットペルソナは「過去のわたし」としました。
営業からマーケターになった当初感じていたのは、「1対1」の営業と「1対n」のマーケだったのですが、実際に企画をするときは「1対1」くらいに落とし込んでやった方が面白いものができるなと今回のイベント全体を通して強く感じました。ペルソナってとっても大事!
結果の要因
冒頭でもお伝えした以下結果について、集客数・参加率・アンケート回答率の3つの要因や反省をまとめます。
集客数
これは各社が集客施策をしっかりと取り組んでいただいた!に他ならないのですが、ポイントとしてあげるとしたら以下2点です。
集客目標を設定した上で伝える
各社のメルマガスケジュールを事前に把握しておく
とはいえ、上記については状況によるので、不安な場合は「普段どれくらいセミナー集客を行えてるか?」など、打診の前もしくは打診の際に擦り合わせておくことが必要です。今回は各社にて50名以上でした。
見事達成していただきましたし、さらに伸ばしていただいた企業さんもいました。弊社自身も主催企業として失敗できなかったので、無事集客ができて本当に良かったです。
また、集客時に使うメルマガの文面も事前に作成して、参考いただけるように共有しました。
参加率
参加率は50%と、若干低迷気味でした。というのも、過去に登壇した大型イベントだと60~80%くらいいくケースも全然あるからです。
ただ、これは想定内でした。というのも、イベントは避けた方がいいと言われている「月末月初・月火曜日」に開催していたからなんです。
もちろんこれには訳があって、展示会出展や他社開催の大型イベントの事情など踏まえて、あえてこのタイミングでの開催にしていました。その上で最初からアーカイブ配信をする前提で企画しています。
また、申込者に対するリマインドメールについても、1週間前・3日前・当日、などが一般的に取り組まれている頻度かと思うので、ここは漏れなく実施しています。Zoomリンクのメールどこか行っちゃったってよくありますからね。
ということで、きちんと対策も打った上での「月末月初・月火曜日」の開催となりました。とはいえ、やはり参加率「50%」は高いとはいえないかとは思いますし、リアルタイムで視聴いただけるのが一番ですので、月末月初・月火はなるべく控えていただいた方が良いかなとは思います!
アンケート回答率
こちらは過去の同規模イベントが参加に対する回答率が40~60%だったので、70%は比較的高水準でした。
これも実は想定内でして、今回アンケート回答特典には投影資料のほかに「2日間をサマリーしたe-book」を計画しました。
通常ウェビナー参加後にアンケート回答すると、投影資料が配布されるというのは当たり前のように行われています。
ただし今回の場合は、2日間開催で500pに及ぶ資料をアンケート回答者の方は見ることになります。それはそれでいいんですが、振り返るとなった時に微妙だなと思い。
当たり前は当たり前としてやるだけなので、それにとどまりたくなかったですし、ペルソナのわたし本人は多分500pも見ません(笑)
であれば「わたしがサマリーbookを作って振り返りやすくすればいいではないか!気になるところがあったら500pの方を見れば良いし!」と追加した特典でした。
ここはブランディングの一つとして作用する独自性を生み出したポイントと思っています。みなさんがデスクトップにファイルを置いて、適宜見直してくれるようなものになったらいいなぁ。ferret OneがいつまでもみなさんのPCに宿っていますように(?)
開催までの具体ステップ
企画の土台を作る
前述した通り、企画はわたしが役立つ・面白いと思うものと決めています。ただし、それだけだと自己満足に終わってしまうので、過去のセミナーアンケートのコメントを参考にするなどして概要を固めていきます。
今回のような大型カンファレンスの主催企業として重要なのは、「イニシアチブを取ること」だと思っています。ふんわりした企画だったり、各社の要望を受け入れすぎると当初の目的がずれて生み出したかった成果に結びつかないなんてことは多くあります。
なので最低限、以下は最初から決めてまとめていきます。
今回は初心者マーケター向けなので、あまりターゲットは絞り切らず以下のようにざっくりと定義しました。目的やテーマに応じて、もっと絞ったほうがいいケースももちろんありますね。
どの属性の新規リードを獲得したいかによってここは変わるなと思っていて、とにかくターゲット属性であれば問題なければ広いテーマやトレンドテーマが良いかなと思います。新規事業や注力事業のターゲットに絞った新規リードを獲得したいのであれば、そこに即した絞ったテーマが良いかと。
細かい点や考慮に至ってなかった点は進めながら決めていきましたが、後々質疑応答が発生する手間や、登壇可否の判断をスムーズにするためにも、上記のような注意事項も事前に検討して企画書に記載しました。
一番最初の企画は頑張りましょう。企画も頑張りましょう、か。
構成テーマを考える
決めたターゲットとテーマ・概要の上で、なるべく抜け漏れなく全体が伝わるように以下のような構成を最初にざっくりと組みました。
この構成テーマの順番にもこだわりました。一般的に考えられるような基礎中の基礎や土台作りになるもの(ターゲット設計やWebサイトなど)は1日目。コンテンツ・コンテンツデリバリー系(ホワイトペーパーやメールなど)は2日目。というようなイメージで、今の自分が過去に戻るなら「この順番で知りたいな」という順番にしました。
この順番は、ferret Oneが提供している「BtoBマーケティング グロースステップ」の内容にも則していました。これはマーケを始める際に、順を追って進めていこうねという手順書のようなものです。
本当は戦略部分をもっと入れたかったんですが、戦略は業界や自社の持つ資産、フェーズなどによって変わりますし、今回は業界を絞っていなかったので書籍で読むようなお話にしかできないかもと思い、意図的に省きました。
セミナー形式を決める
構成テーマ案を出した次はセミナー形式の検討をしました。構成するテーマをどのように視聴者にお送りするかというものです。
セミナータイプというのは、今回検討したものだと3つあります。
1:講義形式(1人がプレゼン資料をめくって講演する)
2:パネルディスカッション形式(2人以上が1つのテーマについてディスカッションをする)
3:ワークショップ形式(先生・生徒のようなイメージで1つのテーマ/書式を一緒に進めていく)
わたし自身が様々なイベントに登壇・視聴をする中で、講義とパネルディスカッションは経験としてありました。
それぞれメリットデメリットあるのですが、
今回は初心者向けイベントなので、きちんと講義で伝えたい。
全編講義だと視聴する側もしんどいので、リラックスしながら聞けてリアル感も伝わるパネルディスカッションも外せない。
でもペルソナとかカスタマージャーニーマップって講義で聞いても落とし込むの難しいしなぁ、実際に質問しながら書いてみたいよなぁ
と検討する中でいろいろな想いが出てきたので、「うん、混ぜちゃおう」と2講義したら1ディスカッションorワークショップ、という形で混ぜました。ワークショップが入っているオンラインカンファレンスは見かけないので、独自性とチャレンジという意味で入れてみました。
パネルディスカッションテーマについては、「リラックス」「リアル感」をベースにおいて登壇者の組み合わせによって決めました。
全11回あるパネルディスカッションテーマを考えるにあたって、実は以前別でナイル青木さん(@seohacks_net)とご一緒した時に「普段インプットってどうやってます?」のふとした会話がヒントになっていました。
「あの時会話したようなこと、過去のわたしだったらすんごい聞きたいだろうなぁ」と思い、今回青木さん交えたパネルディスカッションのセッションでは、弊社林とちゃっかりファシリテーターみやまの3名で「私たちが実践しているマーケ知識のインプット方法」というテーマでお送りしました!ご質問も多く飛び交っていましたね。青木さんありがとうございました!
この構成の結果的な反応としては、「講義で基礎を押さえて、パネルディスカッションで具体的なリアルな声を聞く」という構成がハマったようで構成が良かったという声も多くいただきました。ワークショップ形式も、もう一段階工夫して次回取り組みたいなと思いました。
↑嬉しい…
講演時間を決める
構成の際に重要な登壇時間ですが、今回は10時から始まり15時に終わるような、1日5時間の長尺なので各セッションは20分としました。
少し物足りないような気もして悩んだのですが、各社が上手に20分にまとめてくださったこともあり、アンケートでも「全体が長かったので20分ずつ話題・話者が変わったので集中して聞けた」「より深く知りたいと思えたきっかけになるのにちょうど良い時間だった」という声を多くいただきました。
ただ反省として、バッファが5分は短すぎました。min10分は欲しいですね。
わたしも運営につきっきりだったので、お水飲んだりお手洗いに行く時間がなくて、視聴者の方もそういう方いたんだろうなと。
合わせて、パネルディスカッションも20分だと物足りない感がありました。飽きない・リアル感が伝わるといった点ではアンケート内容からしても効果を発揮したのですが、もっと聞きたかったですよね?min30分は欲しいか…
登壇社をお誘いする
ここまで詰められたら、企画内容・ターゲットが合致する企業を候補として出していきます。4社共催くらいまでであれば、大枠テーマだけ決めてディスカッションで詳細決めていく運用でも問題はないのですが、10社・20社と共催企業が増えるだけコントロールが効きにくくなるのでしっかり決めましょう。
とはいえ、候補企業を出したところまでは順調だったのですが、お声かけは怯えながら行いました。
前段でも述べたのですが、今回お声かけさせていただいた企業は、わたし自身がファンで、普段から本・Youtube・Twitter(X)・オウンドメディア・メルマガなどで学ばせていただいている憧れの人・会社だったからです。恐れ多いし、わたしの企画の全て(?)を見透かされるのではと謎に怖かったんですよね。はじめての取り組みで正解がわからない中、マーケのプロに依頼するのが本当に怖かったです。
ただそんな憂いも実際はそんなことなく、一言「ぜひ!」とご快諾いただいた方ばかりでした。ありがたい…
ただ逆の立場で考えると、結局は企画を見た上で会社・人にとってメリットがあるか/事業の方向性と一致するか/スケジュールは空いてるか、などで判断するので、やはり企画がどこまで詰まっているかは大事だなと感じました。
なのでスタンスとしては「イニシアチブを取る」と言う気持ちを持ちつつ、イニシアチブを取るなら最低ここまでは企画詰めてないとだよね、というラインまでは企画を詰めておくべきです。
最終的に登壇社ともすり合わせて、以下のような構成になりました。
ここまでを企画書内で事前に練って、依頼する際には企画書と合わせて「なぜこのイベントを企画したのか」という想いの部分と、判断に際して重要となる「登壇費用はかからない」「集客は各社50名・750名予定」「どのテーマで」「何日の何時に登壇予定」といった内容をピックアップして文面にして依頼しました。
集客をいち早く開始するためのLP制作
企画が固まって、登壇者が確定したら各社から素材をいただいてLPを仕込んでいきます。LPはもちろんferret OneのCMSで作りました!
自分で完結できる仕様なのが本当にありがたくて、エンジニア・デザイナーとのやりとりやフィードバックが発生しないので、素材さえ集まれば資料作成と同じイメージでコピペ・記入・画像挿入といった形でサクッとできました。
開催までの丁寧な過ごし方
今回のイベントにあたってこだわったのは企画だけではなく、運用にもこだわりました。というのは、「登壇者が気持ちよく、迷いなく登壇できること」です。マーケターなので顧客に向き合うのはもちろんですが、登壇者含めて完成するイベントなので、ここはこだわりました。
自身が登壇する中で、「ここまで案内してくれるのか、とってもやりやすいな」「ここは各社に任せられるのか、どうしようかな」など運営で感じる部分も様々あり、今回は運営のスペシャルハイパーベストも尽くそう!と心に誓って取り組んでいました。
最初に「いつまでに何を誰が行うのか」を提示してスケジュール通りに進行していくのは当たり前ですが、みなさん日々業務がある中でのご参加なので情報発信・情報共有にこだわってみなさんが「迷いなく登壇できる」状態を目指しました。行った具体は以下です。
全体共有のスプレッドシートに全情報を集約
リアルタイムの各社集客状況が見れる状態
弊社からの共有物:各社LP URL、使用資料、参考メルマガ文面
各社からの提出物:メルマガ配信予定・アンケート希望設問
資料の統一
視聴側はトンマナが統一された方がストレスが低い
登壇側は各社の様子を見つつ講演内容の調整ができる
運営側は納期に対しての進捗がわかりやすいので、取りまとめが捗る
資料のストーリー統一
ゴール提示に始まり、まとめで終わるという構成内容の統一をすることによって粒度を揃える
講演内容のオファー・すり合わせ
何を話してほしいのか、ラフなストーリーを事前に提示してすり合わせして粒度を揃える
当日登壇に関する内容は、整理して事前に連絡
何時に入室すれば良いのか
進行は誰が行い、いつ画面共有をすれば良いのか
質疑応答はどのタイミングで答えれば良いのか
緊急連絡先 など
任意でのリハーサル実施
投影に不安がある方や、ストーリー確認を行いたい方など任意参加
(ただし、内容によって全体で強制した方が良いこともあるかと!)
初の大型カンファレンスだったので探り探りでやったのですが、終わった後に運営面を登壇者の方からお褒めいただき、時間をかけてよかったな〜と思っています。
ちなみにこの辺りのオンラインカンファレンス開催はエキサイト社(https://www.fangrowth.biz/)がとてもお上手でして。いつも参考にさせていただいたり、今回にあたってライトに相談させていただいたこともありました!いつも大感謝です!ウェビナーからカンファレンスまで幅広くご支援されてるので、興味のある方はぜひ。
統一した資料は、思惑通り視聴者の方にも満足いただけるものになったようです。
浴びる情報が大量なほど、トンマナを統一することや、全体のストーリーを統一することはストレスなくインプットが進むので重要だと理解しています。たとえばビジネス書を読んでてページめくるたびに構成変わったり、フォント変わったり、色味が変わったり、ストレスじゃないですか?
今回でいえば特に講義形式の場合は上記に該当するので、この辺りはこだわって準備を行いました。準備するの大変でしたがこだわって損はないです!
開催当日
もうこの日は心臓が飛び出ちゃうかと思いました。ちなみに初ファシリテーターだったので、パネルディスカッションがドキドキで死にそうでした…
ここは一朝一夕にはできないので、これまでの営業や登壇の経験がだいぶ活きたなと感じました。特にパネルディスカッションでは、少し難しい話が出たらわたしなりに咀嚼して、初心者にもわかる形でまとめたりなど心がけました。
パネルディスカッションはいちマーケターとして具体例やリアルな話含めて聞けたので非常に面白かったです。
具体運営でいくと、わたしの他に1名アシスタントをZoomホストとして入室待機してもらい、万が一回線がとんでも進行できるようにしていました。その上で、役割分担を行ってZoom内のコメントやQ&A・登壇企業からの緊急問い合わせ対応はわたし、infoメールに申込者からの質問が来た際はアシスタント、と言う形で事故のないように努めました。
Q&Aは可能な限り全てお返しをしようと思い、講演時間の余った時間やパネルディスカッションの一部時間、時には少し延長をしてでも登壇者にご協力いただき全て回答させていただきました!ご質問も多くいただき盛り上がっていました。
また、今回はお堅い雰囲気ではなく楽しい雰囲気で、LPから投影スライド・みやまのテイスト(?)を統一していたので、お祭り感を演出するためにTwitter(X)での実況も行っていました。わたしが毎日「カンファレンス!」「カンファレンスぅうぅううううううぅ!」と血眼で社内Slackを荒らす中でメンバーがくれたアイデアです。
見つけてもらいやすいために、 #はじめてマーケ のハッシュタグを事前に決めておき、公式アカウントとタッグを組んで実況していました。わたしと公式だけにとどまらず、登壇者の方や視聴者の方もハッシュタグをつけて投稿してくださいました。
これも、弊社が普段からSNSを活用しているからこそできたことで、独自性の一つになったと感じています。一緒に実況を楽しんでくださったみなさん、ありがとうございます!
開催後が重要だったりする
開催後こそやることが盛りだくさんです。時間が経たないうちにヤーっとやり切らねばなりません。ざっくり以下が待ち受けています。
1〜3は当日中、4〜5は翌日中に終えてました。特典のサマリーe-bookは記憶が鮮明なうちにと思い、次の日にはアーカイブ動画を見直して完成させていました。我ながら頑張った!
一応お送りする資料なので、社内確認や登壇企業への事前提出を含めて1週間以内に6が完了するといったスケジュール感でした。
ちなみに、アーカイブ動画や資料送付に際して社内確認フローを挟む必要も会社によってあるので、事前に通知・確認をしていただくことも重要です。
登壇社送付用のリスト突合が地味に大変なんですが、いい方法ありませんか?おすすめの方法あったら教えてください(切実)
参考にした動画
実はある程度企画が進んで走り出した頃に、才流の轟さん(@BizTodo)がこんな動画を…
あああもっと早く見たかったぜ!と思いながらちゃんと見ました!ありがとうございます!カンファレンスやりたい方はぜひこちらもご覧ください!
最後に
今日(公開日)でちょうど終わって1週間が経ちますが、「あの頃の自分に届けたい」と思って進めた企画は1ヶ月半ほどの期間を経て成功を収めることができました。
成功に導いたスタンスとしては、
事前にいろんなウェビナーやイベントに登壇してみる・視聴してみることで、どんな体験が良いか悪いかをナレッジとして蓄積していくこと
困ったら自社はもちろん他社マーケターにも相談したこと
1対1まで掘り下げた、自分にとっても面白いと思える企画にすること
良い体験に繋がる「独自性」を追求した取り組みをしたこと
が挙げられるかと思います。
実際にわたし自身もやってよかったな〜!と思える企画でしたし、自己満足ではなく結果としてもついてきたので上々です。やるまでが大変なので、まずはやると決めてしまうことがポイントですね(?)
お申込み・ご参加いただき、アンケートにご回答いただいた皆様も改めてありがとうございました。アンケートでいただいたご指摘は受け止め、次回以降の改善に繋げていきます。
が、開催後はアンケートをつまみにお酒を飲めるくらい、みなさんからありがたいお言葉ばかりいただきまして感無量でした…
社内では先にnotionに振り返りを書き起こしていて、そこでより具体的な反省と改善点も洗い出しています。なので、次回以降はもっと素敵なイベントをお送りできるはずです!次回もお楽しみに!!
もし今回をきっかけにferret Oneを知った方や、マーケ初心者に良いサービス気になる!って方いたらぜひサイトにも遊びにきてください!
https://ferret-one.com/
具体聞きたい方がもしいたら、いつでもDMください!お力になれればと思っております!
カンファレンスに限らず、「営業全般」「マーケ未経験で立ち上げる」「イベントマーケ」「旅行」「爬虫類」「ラーメン」などの内容で話したい方はぜひお気軽に!!!
https://twitter.com/myan_sales
Special Thanks
ご登壇いただいた皆さま
才流:澤井さん(@sawapp)
ナイル:青木さん(@seohacks_net)
free web hope:相原さん(@fwh_aihara)
BeMARKE:桂木さん(@be_marke_kei)
デジタルアスリート(@ListingPlus):清水さん
ガラパゴス(@glpgs):冨田さん
デボノ:後藤田さん(@debono_gotouda)
アイティメディア:小柴さん
ラクスライトクラウド(@blastmail):黒川さん
図書印刷(@ToshoDigital):佐合さん
エキサイト(@Fan__Growth):山縣さん
オープンエイト(@videobrainjp):福谷さん
セレブリックス:大田原さん(@Yu_Otahara)
スマートキャンプ:吉田さん(@kei5204)
社内でわたしの血眼に付き合ってくれてる仲間たち
お師匠:林さん(@YUHEI_CALCIO)
無茶振りも受け止めてくれる:菊池さん(@takayukikuchi_)
守破離が揃った:ferret Oneマーケチーム(@ferret_One_)