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このたびnoteをはじめることになりました

株式会社ベーシックで代表取締役を務めている秋山(@basic_CEO)です。
このたび、私もnoteをはじめることになりました。

まずはベーシックという会社をご存じない人も多くいると思いますので、会社と私自身の紹介、そして事業の根幹となる問題解決という方針をなぜ定めているのか語りたいと思います。

ベーシックとは

ベーシックは、2004年創業のIT企業です。

引越しの一括見積もりから始まり多数の比較メディアを運営、その後、多角化の一環としてSaaS事業、マーケティングメディアやアプリ事業、EC、子会社では海外飲食など幅広く事業を営んできました。

ベーシック事業内容

このように様々な事業を営んでいることもあり、ベーシックという社名よりもそれぞれのサービスが認知されていることが多く、それはそれで一つの悩みでもあります。

例えば、マーケティング界隈では比較的有名なferretというマーケティングメディアはベーシックが運営しています。

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また、これまで様々なサービスを生み出してきたベーシックですが、あまり知られていない側面として、大小合わせて8件のM&Aの実績(特に売却)があります。
一部をご紹介します。

Canvath(GMOペパボ様へ譲渡)

GAMEFEAT(レントラックス様へ譲渡)

よく知人から教えてもらう私の強みとしては、抽象度高く物事を捉える力、かっこよく言えばメタ認知が挙げられます。これは言い換えると、一見すると違うように見える物事にある普遍的な共通項を探り、それらを横串で刺して効率的に事業化する力です。(ゆえにこれまで複数の事業化を可能としてきました)

これまで複数の事業を手がけてきましたが、私は事業のベースを創業当初から常に問題解決に置いています。その原点はサラリーマン時代に遡ります。

「問題解決」への気づき

私が初めてサラリーマンとして働いたのは、特に強みになるような商品を持たない、名ばかりの商社でした。
社会人になったばかりでど素人の私は営業のイロハも知らず、当初は苦戦の連続。もう一生このままかと思った時期もありましたが、私はある日あることに気づき、何でも売ることができるセールスマンに突如変貌します。

その気づきとは、営業の仕事とは、お客様の問題解決をすることであるということです。きっかけは自ら発した「そもそも人はなぜものを買うのか?」という問いでした。

そして、「そもそも人はなぜものを買うのか?」をいう問いの答えを考えた結果、買う行為には、以下2つの要素があることに気づきました。

1)痛みを取り除くこと
2)未来を買うこと

1)痛みを取り除くこと
調整などの手間のかかるもの、運動会の企画・運営、発注業務、イベントの設営、定期購買物の発注などの作業、イベントの企画など正しいゴールが定義されていないようなこと、つまりマイナスをプラスマイナス0にすることを指します。
「えっ!企画の仕事も!?」と思うかもしれませんが、不得手の人からすると企画すること自体十分に痛みを伴う仕事となります。

2)未来を買うこと
服を買う、美味しいものを食べる、旅行に行く、コンサートに行く、本を買うなど、今無いものを手に入れて自分に何かをOnすることです。

この2つの要素に気づき、人が嫌がるもの、面倒だと思うものを見つけて提案するようにしたら、営業成績が自然と上がりました。それぞれの気づきが、今の問題解決に基づいた事業創造におけるベースとなっています。

痛みを取り除き、未来を提供する

その為、ベーシックの事業も基本的には、痛みを取り除くこと、未来を提供することの2つに基づいています。
以下でいくつかご紹介します。

比較メディア
比較メディアは、情報の非対称性を解消するために存在します。
偏った情報のみを元に物事を判断すると、大体消費者が損をするという問題を解決します。きっかけは自分自身の引越し作業の煩わしさでした。
利用者が一定の情報を煩わしさなく取得することで、非対称性を解消しています。(=痛みを取り除く

ferret
ferretが目指すものはWebマーケティングの大衆化です。
部分最適(手法ドリブン)が横行している状況で、満足いく成果を得られていない事業者が多かった。(=痛みを取り除く
見渡すと先行しているどのメディアも応用の記事が多く、基本的な考えや体系立てられた情報が届けられていないことが部分最適(手法ドリブン)が横行している状況で、満足いく成果を得られていない事業者が多いことの原因の一つと考え、多くの人が基礎から学べる場を作りました。(=未来を提供する

ferret One
今や企業のマーケティングのデジタル化が必須な中、十分なスキルを持つ人材の不足、組織自体の経験値不足で起こるデジタルデバイドの問題を解決します。(=痛みを取り除く
まず、実行できない環境というマイナス(人、インフラ)を整えて、ターゲットユーザーと適切にコミュニケーションできるトレーニングとツールを提供するサービスです。(=未来を提供する


それぞれの事業で、痛みを取り除くこと、未来を提供すること、つまり問題解決に基づいて設計しています。

なぜベーシックが「問題解決」にこだわるのか

では、なぜベーシックの事業は問題解決を軸にしているのか。
それは私のベースの価値観に起因しています。

今日より明日が少し良くなったらいい

それが、私の根っこにある思いです。
今ある世界をどう見るかは人それぞれですが、何がどうだったとしてもそこに諦めという思いを持って生きるには人生はあまりにも長い。
であるなら、今ある問題を解決して今日より明日を良くしたい、と希望をもって仕事をしてきました。
自ら会社を率いる以上、この価値観の下、今もこれからも困っている人の役に立つことを考えていきたい。これがベーシックが問題解決型の事業を選んでいる理由です。

最後に
Y Combinatorのポールグレアムはこのように言っています。

Make something people want
(人々が欲しいと思うものを作れ)

至極納得の言葉であり、この「欲しい」を問題解決した状態と読み替えて、理解しています。


今回は会社と私の考え方の紹介をしてきました。
「今日より明日を良くするため」に、引き続き突き進んでいきたいと思います。

ベーシックでは、そんな私と一緒に働いてくれる仲間を随時募集しています。
よろしければ、採用ページもぜひのぞいてみてください。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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