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「今までのやり方」に固執すべきではないという話

こんにちは。ベーシック代表の秋山(@basic_CEO)です。

突然ですが、私の知り合いには、新たな取り組みや方法を避けたがる人がいます。

彼は決して不真面目なわけでなく、一生懸命仕事には取り組んでいるけれど、行動に変化が見られず、結果も著しいものが見られません。
浮かんだ興味やアイデアも話してくれますが、それを実際行動に移すことはしません。
ただ、本人にはその自覚がないようなのです。

先日もその彼にアドバイスしたのですが、本人は「なるほど」と唸り、私が紹介した本を「読みます!」と言って帰っていきました。
私はこれまでの経緯含めて、彼が新たな行動に移すのか、非常に気になっていました。
これまでも、同じようなやり取りがあって結局変わらなかったからです。

後日、その件がどうなったのかを彼に聞いてみると、
「考えた結果、今までのやり方で進めてみようと思います」
と返事が返ってきました。
「そのほうが確実だし、今は新たな方法に取り組む余裕がない」
ということでした。

新たな方法に取り組まない6つの理由

今回皆様と一緒に考えたいのが、「なぜ彼は新たな方法に取り組まないのか」についてです。

本人は「余裕がない」と言いましたが、これは、彼にとって、新しいことより知っていることのほうが物事が進むイメージが鮮明だったからではと思います。

客観的には今のままでは課題を解決できないことが明らかなのに、新たな情報を取り込んだり、試したり、試行錯誤したりしないのはなぜなのでしょうか。

その理由として、以下が挙げられるのではと私は考えています。

1.自分が生み出した興味の重要性を理解していない
理解とかのレベルの前に、自分がもたらした興味は自分の課題を解決するサインであり、そのサインは蓄積の結果に生まれた大事な視点だと理解できていない。
思いついたアイデアも、いったとしてもすぐに取り下げてしまう。
周囲を気にしすぎているのか、自分の思考を自ら軽んじている。

2.今までのやり方が最も効率的だと思っている
新たな取り組みは最初は負荷を生み、従来のやり方は負荷を生まないと思っている。
「新しいやり方を覚えるくらいなら、今のやり方のままやった方が早い」と考えがちで、新しいやり方を採用した方が結果的には作業効率が上がるという可能性を見過ごしている。

3.自分の工数(価値)を安く見ている
とにかく自分でやったほうが早いと考えがちで、自分の労働力を過小評価している。
自分のリソースを貴重なものとらえて工夫することを怠っている。

4.最短の解を求めている
取り組むことに対して即効性を求めている。
できれば、すぐに知りたい、終わらせたい、少し時間が掛かりそうならそれを後回しにする。
興味と行為を天秤にかけて判断してしまっている。

5.頑張れば好転すると思っている
今までのやり方を続ければ事態が好転すると思っている。
頑張りは行為であって手段ではないことを理解できていない。
同じ方法を通り一辺倒でやっても、打開は難しい局面にもかかわらず、あいからわず頑張りで通そうとする。

6.新たなインプットによって何かを解決した経験が少ない
常に、今ある手段や過去の経験に基づいて解決しようとする。
楽な選択肢を取ってしまったり、無意識にこれまでのやり方に固執している。
新たな方法や、考え方が解決に導くというそもそものイメージがないから、そこに着想しない。

いかがでしょうか。上記のように、「自分の価値」と「新しいことが生み出す価値」を理解していないことが、新たな情報を取り込んだり、試行錯誤したりしないことにつながると考えています。

従来のやり方を続けている人がすべきこと

面倒、手間というレベルで行動を抑制しているため経験量も乏しく、いざというときに思考が狭まってしまっており、結果、負のスパイラルに陥るのは仕方ないことではと思います。

現状を打破できない元凶は従来のやり方を続けていること、ということへの気づきが必要です。

彼がすべきことは、
・新しいことがもたらす恩恵を知ること
・面倒くさがらず思い切って取り組むこと

の2つです。

ふと思いついたことだとしても、掘り下げる癖を持つことで、わからないことがわかり、知りたいことが生まれてきます。
また面倒なことや些細なことでも行動に移すだけで、新しい理解が生まれます。

それをうまくいった、いかないという結果のレベルで見るのではなく、そこに含む要素を自分が扱えるレベルで認識することで、インプットを促進することができます。
影響したのは、人なのか、物なのか、言葉なのか、タイミングなのかのように。

発想の源はインプットの総量

そもそもわからなかったり、イメージできなかったりするのは、圧倒的にインプット量が不足している時です。
よく、フィジカルに比べ、メンタルや思考は無限の可能性があるように勘違いしている人を見かけますが、決してそんなことはなく、アウトプットはインプットの総量で決まってきます

可能性とはそのなかの掛け算が機能しているだけでしかありません。
0にいくつ掛け算をしようと0は0のままなのです。

ユニクロの柳井さんが著書でこう述べられています。

「優れた勘」や「いいアイデア」、「斬新な考え方」こういったことができる人は、天才なのか。天才でない限り無理なのかということです。
私はそうでないと思います。
=一部省略=
その前のプロセスに重要性があるのです。
つまり、そこに行き着くまでの間に、どれだけ色々なことを考えて、色々な人と話をして、そしていろいろやってみて、そこで真剣に自問自答するのか。これが大事なのです。
出典:柳井正『経営者になるためのノート

これは何ひとつ特別なことは言っておらず、とてもまっとうなことだと思います。

思考し、新しい情報を手に入れ、試して、また思考する。

心が感じた興味を意識の外に追いやるのではなく、もっと目を向けてみるべきです。

例えば、気になった領域の本を一冊買ってみるとか、人から聞いたアドバイスは必ず行動に移してみるとか、そんな些細な行動を続けるだけでも、蓄積の先に見える世界は変わってくるはずです。

従来のやり方に固執せず、あくまでコトに向き合い、直面する課題を解決していきたいものです。


なお、ベーシックでは、そんな「従来のやり方に固執せず」本気で課題解決に取り組んでくれる仲間を随時募集しています。
よろしければ採用ページもぜひのぞいてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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秋山勝

株式会社ベーシック代表取締役。事業の0→1専門家。マーケティングメディア「ferret」、マーケティングSaaS「ferret One」、簡単フォームSaaS「formrun」、他にもライフイベント比較サイトなど複数事業を運営。上場企業を中心に事業売却を計8回経験。

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