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社員も会社も「守る労務」になるために、ベーシックで「攻めの労務」をしている話

株式会社ベーシックに労務担当として入社したtoga(@toga_lb)と申します。

現在、給与計算や社会保険手続きをはじめ、内部統制強化に向けた労務関連の規程やオペレーションの改善を中心とした業務を担当しています。

ベーシックに入社する前は、新卒で地方の金融機関で務めた後、不動産コンサルティングの会社で人事として働いていました。入社してまだまだ日が浅いですが、私がベーシックに入社した経緯や、感じたことをこのnoteではお話したいと思います。
コーポレートとして働く方、人事労務を中心にキャリア形成を考えている方の参考になれば嬉しく思います。

・自分の成長速度に不安を抱えていらっしゃる方
・労務から挑戦の幅を広げてみたい方
・「攻めの労務」というワードが気になる方

経歴と前職での経験

私は今年、社会人8年目でこれまで以下のようなキャリアを歩んできました。

1社目:地元の金融機関で営業&事務
2社目:東京の不動産ベンチャーで労務&内部統制・内部監査
3社目:ベーシックで労務(現在)

私は北海道出身なのですが、北海道が大好きだからこそ、地元へ何かしら貢献したいという気持ちが強くあり、新卒では地元の金融機関に就職しました。
実際に働いてみてわかったことは、金融機関は非常にコンプライアンス意識が高く、仕事の型が厳しく決められ、しっかりとした内部統制ができあがっていることです。

このこと自体は非常に素晴らしいことなのですが、私個人としては、体育会系組織のような完全トップダウンの社内カルチャーであるように強く感じていました。
とにかく上司に言われるがまま、与えられた高い営業数値の達成や資格取得などのために、がむしゃらに駆け抜けるような日々を送っていたのです。

地元で有名な金融機関に入れたことを最初はすごく喜んでいたのですが、このような環境で働く中で、「果たして自分は成長できているのだろうか」「会社の肩書きがなかったとしても、自分は社会で通用するのだろうか」と考え、悩みに悩んで出した答えはNOでした。

初めての転職を考える上での大きな方針は、「挑戦機会が多い場所で働く」ということ。

会社の肩書きで価値を感じて貰える状態ではなく、私自身に価値を感じてもらえる状態になりたい。
そのために、誰かに言われるがままではなく、自分自身で思考し、何かを突き詰めてプロになることで、人材価値を高め自信をつけたいと思ったのです。

そのため、これまでとは違い、中小・ベンチャー企業で公益性の高いサービスを提供していて、裁量が大きそうな会社を転職先として探してみることにしました。
その結果、全国で不動産コンサルを行う東京のベンチャー企業に就職することになりました。

金融機関で働いていた頃の経験や労務知識を活かして、そこでは、未経験ながらも人事労務の担当となりました。
給与計算や年末調整、入退社手続きなどの通常の労務業務に加え、金融期間で得たリーガル知見を活かし、内部統制・内部監査の仕事(会社が事業目的を達成するために、仕組み化・ルール化をし、それらが適切に運用されるようにすること)にも従事していました。

労務も内部監査もある意味「当然にあるもの」を「当然に行う」という仕事ですが、私はこれらの仕事が一気に好きになりました。

というのも、労務や内部監査の仕事では、私たちバックオフィス側が考える「あるべき形」と現場の担当者の「やりたい形」、そして経営者の目指す「結果」をすり合わせて、会社を強くしていく必要があるのです。
しかし実際にはそれらが少しずつズレてしまっていることは往々にしてあり、それをどうすり合わせ、落とし所を見つけるかが要となります。

非常にたくさんの知識を要する上、時には実地での調査も必要です。なかなかにハードな業務ですが、自分で思考と行動の両方を圧倒的なスピードでひたすら繰り返し、経営者や現場の責任者と顔を合わせてコミュニケーションを取りながら、最適な形に落とし込んでいく。

経営目線と現場目線を繋ぎ合わせ、PDCAを高速回転し続けるアドレナリン溢れるタフな仕事に、私はどんどん虜になっていきました。

気づけば私の思考性も「従業員を守るための労務」から「会社も守れる労務」になりたい、と思うように変化していき、その中で仕事に対してさらに2つの欲が湧いてきました。

1つは、労務業務の質を高めるということ。
言ってしまえば労務業務は「入退社手続き」と「給与計算」、「社会保険の手続き」などルーチン業務をこなして終わり、にすることもできます。
しかし「会社を守るための労務」を目指すのであれば、社内の規程やルールを改善したり、他社事例を参考にしながら新しい制度を取り入れたり、工夫する余地がまだまだあると感じました。

2つめは、これまで労務をメインに積んできたキャリアの「幅」を、コーポレートとしてもっと広げるということ。
労務に加えて内部監査の業務に取り組んだときに、これまで取り組んできた経験を生かして仕事ができることへの楽しさを大きく感じていました。さらに仕事の幅を広げることで、労務の仕事を俯瞰してみれるようになったり、部門間連携が円滑になったりするのではないかと思ったのです。

ベーシックに決めた理由

そして改めて以下の転職軸で転職活動を始め、そこでベーシックに出会いました。

① 労務業務の質を追求できる
② これまでの労務業務にとどまらず、幅広く挑戦できる
③ 事業内容に対してワクワクできる
④ 働く環境に惹かれた

ここからは、人事労務を中心として数多くの会社を見た中で、ベーシックに入社を決めた理由についてお話します。

①労務業務の質を追求できる

先ほどもお伝えした通り、労務の主な仕事は「入退社手続き」「給与計算」「社会保険の手続き」です。そのため、質を追及することは一見難しいことのように思われがちですが、面接で私の想いをぶつけた時に「ベーシックでももっとこんなことができる!」「こういうことをしてほしい!」と言ってもらえました。

例えば、社会保険手続きなどで委託している範囲を内製化することで、費用削減、スケジュールの詰まりの緩和・社内ナレッジの強化をしたり、これまでなかなかできていなかった規程類の見直しをすることで、安定化したルールの運用を目指していくことができます。

「目的達成のためにやった方が良いことはなんでもやってみよう」というベーシックの想いと、「なんでも経験してみたい」という私の想いが合致したのは、まさに急成長しているベンチャーという環境ならではなのかもしれないと感じ、この環境に惹かれていきました。

②これまでの労務業務にとどまらず、幅広く挑戦できる

実際に面接をしていく中で、コア業務にとどまらず、「+α」の領域、特に「緊急ではないけど重要なもの」に対して常に真正面から向き合い、妥協せずに取り組んでいきたい、という話がありました。
それを聞いた時、まさに「一人一人が大きな裁量を持ち、挑戦することをやめない」ということを体現している環境だ!と感じました。
そして、具体的にベーシックでどんなことに挑戦できるか、幅出しをしていくことができるか。私のコーポレートとしてのキャリアについて親身になって考えてもらえたことで、業務の幅を広げることができるイメージが具体的に湧いてきたことが非常に印象に残っています。

そしてその「挑戦」と「成長」を支えるのが「期待役割グレード制度」です。個々の強みを活かし、現状の能力より一段上の役割を期待して与えることで、社員を挑戦・成長させていく人事制度が仕組みとして用意されていることにも安心を覚えました。

一般的に、労務であれば「新規売上YoY140%成長!」など営業職同様の目標設定は当然難しいです。
そのため、「毎月入退社と給与計算ができたか」「まだ存在していないマニュアルを作成して定型化できたか」など、いかにミスなく定型業務ができるかで評価されるケースが多いのではないかと思います。
事実、これらは労務の根幹として欠かすことはできない非常に大切なことではありますが、オペレーションが主となる業務が多い状態では、評価の際には「できて当然」からの減点式となりがちだと思っていました。

しかしベーシックでは、そしてコーポレート部門では、ただ会社を守るだけではなく、事業を援護射撃するような強い組織となることを目指しており、その実現のために非常に具体的かつ明確な目標設定を行っています。

労務においても「何をどこまで達成したらどの評価」という達成基準が非常に具体的に示されます。
それによって評価されるというのは非常に適正感があり、日々の業務を進める上での指針にもなるため、非常にありがたい制度だと思っています。

実際のミッションシート

上記は現在私が実際に担っているミッションですが、労務の中でもコア業務が30%で、その他の70%が+αの領域となっています。その+αの中でも、認定マークや助成金の獲得を目指すことに挑戦するなど、会社の収益にも貢献することができる「攻めの労務」的な色が強くなっています。

ミッションの進捗も定期的に振り返りを行うことで、「いつかやった方が良い」から逃げずに、コア業務も+αも貪欲に取り組むことができるため、継続的に色々なことに挑戦し、幅広く成長することができます。

今後も労務を軸足としてキャリアを積みたいと考えていますが、労務だけにとどまらず、将来的には総務や内部監査、ゆくゆくはコーポレート全体に関わることのできるキャリア形成が、ベーシックではできると考えています。

③ 事業内容に対してワクワクできる

ご紹介が遅れましたが、ベーシックは「世の中の問題を解決する」ことをミッションとして掲げている会社です。

コロナ禍の影響で営業手法が対面からデジタルにシフトし、デジタルマーケティングの必要性が高まっている一方で、まだまだそれを実行するための知識・環境・人が不足しているなど、世の中には問題で溢れており、それらをマーケティング×テクノロジーの領域で解決すべく、『ferret One』『formrun』『bookrun』『ferret』の4つの事業を運営しています。

最終的に目指すところは「Webマーケティングの大衆化」。今まで難解だったWebマーケティングを誰でも簡単に扱えるようにするという、非常に社会的意義の大きい分野を担っています。

そしてそれに向けた取り組みに、コーポレートとして強力にバックアップできるような人材になることができれば、より事業加速に貢献することができるとも考えられます。
そう思った時、「これから何ができるだろう」「できることなんて無限にあるんじゃないか」と思い、ベンチャーを中心としてさまざまな会社を見る中で、どこよりも「ワクワク」が止まりませんでした。

④ 働く環境に惹かれた

加えてベーシックでは、キャリアだけではなく、今後の自分の生き方についても可能性を広げられる環境であるとも感じました。

前職ではハードな業務にやりがいを感じていた一方で、フル出社の環境であったため、通勤に毎日往復2時間以上をかけていました。加えて常に全国を駆け回りながら、急な案件に応急処置し続けるような、激務な日々が続いており、自分の私生活とのバランスが次第に乱れていきました。

一方で、ベーシックは社員の約9割がテレワークをしています。会社として出社日は設けられていないことから、暮らす場所にも縛られないため、将来的には私の生まれ故郷であり、大好きな北海道にUターンすることだって可能です。(実際に全国各地に移住をされている社員も複数います!)

といいつつも、リモートワーク経験がない中、本当にリモートワークで仕事ができるのか、社員と打ち解けられるのかなど、入社前に多少の不安はありました。

しかし、ベーシックは私のような新入社員が早期に居場所を見つけられるように、コミュニケーションの切り口を、まさにコーポレート側が用意しているので、その点で非常に安心できました!(詳しくは以下のnoteをご確認ください)

楽しく仕事をしながら、プライベートとの両立もできる。それが実現できるベーシックは、可能性にあふれた「働く環境」だと思い、入社を決意しました。

今後やっていきたいこと

最後に、私がこれからベーシックにて挑戦していきたいことを書いていきます。

①コア業務の最適化と攻めの労務

給与計算を始めとしたコア業務は、工数的にも非常に大きな割合を占める部分です。そこを、正確かつ効率的にできる状態を突き詰めることが、労務の質の追求に繋がります。
まさに「幅を広げる」ということになりますが、労務担当者ができることは、目の前にある“最低限やればいい仕事”以外にもまだまだあると思っています。

具体的には、認定マークや助成金の獲得の他にも、労務情報を分析して働き方の傾向を探ったり、労務担当の持っている知識を社員に啓蒙するなどがあります。

「資産運用してみたいなら、会社の確定拠出年金はこういう仕組みでお得だよ!」
「病院の支払いが高くなりそうなら、健康保険の高額療養費制度だったり、手術や入院をしたら団体保険も使えるよ!」
「健康保険組合のキャンペーンで魅力的なイベントがあるよ!」

このような福利厚生制度の活用促進も、もっと進めていきたいと考えています。
社員の生活の向上や人生の満足度に繋がることを願って会社として制度を整えている中、社員にその魅力が伝わらないことで有効に使われていないケースがある状態は、もったいないことだと思っています。

ベーシックの福利厚生

労務業務は「どの会社でも同じようなことをしている」となる傾向が強いかとは思いますが、上記のような質と幅を攻めの姿勢で追求することでベーシックの労務を強くしていき、ゆくゆくは「ベンチャー企業の労務のロールモデル」となっていきたいと思っています。

②社員が安心して働ける環境づくり

ミッションの部分でも触れましたが、ベーシックは社員の挑戦と成長を絶え間なく求める組織です。

ベーシックの人事ポリシー

そして、ベーシックは「事業成長と働きがいの両立」を目指している会社です。
事業成長のためには、社員が挑戦し、成長し続ける必要があることから、先述の「期待役割グレード制度」を仕組みとして整備しています。

また、働きがいについても各種仕組み・制度を整えていますが、これは単純に休暇の取得しやすさ、福利厚生の利用のしやすさだけにとどまらず、「頑張りたい時に頑張れと後押しをしてもらえる環境か」という観点もあると思います。

ベーシックはまだまだ発展途上にあり、変化のスピードが速い会社です。だからこそ常に「すでに存在している制度や運用方法は今の姿に見合うのか?」と考え続け、「事業成長」や「働きがい」を阻害するような制度があれば変更する必要があると思っています。そうすることで、コーポレートから事業部への援護射撃となり、全社として前に進むことができ、事業部の動きがより早くなるのではないかと思います。


最後に、ベーシックは非常に「TEAM SPIRIT」が強い会社だと感じています。「TEAM SPIRIT」はベーシックで行動規範としても定めているものなのですが、一緒に働く皆さんが驚くほど即レスだったり、労務関連で少しでもわからないことがあればとてもフランクに質問してくれたりと、コーポレートとしては本当に仕事がしやすい環境です。

3つの行動規範

そして、その上で社員に対して挑戦と成長を絶え間なく求めているからこそ、事業のためにできることはたくさんあり、まさに思考と行動を繰り返しながら自分の人材価値を高め続けられる環境にあると感じています。

過去の私のように、これまでトップダウンの企業で働いていたけれどこの先に不安を感じているという方、最低限の仕事だけではなく会社のためになんでも挑戦したい方、そのような方はぜひ一度ベーシックの採用サイトを覗いてみてください。

このnoteをご覧になった皆様と、いつか一緒に働ける日を楽しみにしています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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