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日常生活で感じる「小さな違和感」を大切にした方がいいという話

こんにちは。ベーシック代表の秋山(@basic_CEO)です。

我々ベーシックが重視している価値観の一つに「問題解決」があげられます。こちらについては、以前のエントリーでも紹介させていただきましたので、よろしければ合わせてご覧ください。

さて、今回はその問題を発見するために必要な「心の機微」について綴っていきます。

「心の機微」とは

心の機微とは、「日常生活を過ごすなかで、まれに『おやっ?』と思うような違和感」を指します。

そして、世の中に存在する事業やサービスの多くは、心の機微をキッカケに創造されると言われています。

<高級ホテル・高級旅館専門予約サイトである「一休.com」の場合>
創業者である森さんが、新宿のとある有名ホテルを外から眺めていた際、部屋の明かりがまばらだということに気づき、オークションサイトの「一休.com」を創業したケースです。

<貸し会議室大手「ティーケーピー(TKP)」の場合>
貸し会議室事業を営んでいた河野社長が、六本木にあるワケアリ物件をサブリースしたところ、想像以上の反響が生まれたケースです。
会議室を持ちたくない企業のペインを偶然にも発見することができ、事業躍進に繋がった例として広く知られています。

このどちらにも共通しているのは、

・当人が業界の専門家ではなかったこと
・見つけた違和感やギャップを見逃さなかったこと

という2点です。

世の中で普及している事業やサービスに、元々あった困りごとや厄介なこと、面倒なことを解消しているケースが多いのは、皆様もお気づきの点かと思います。

「心の機微」を見逃さない

私は常日頃から、0→1は誰にでも実現できることであると思っています。
紹介した事例からもわかるように、最初は門外漢の人であったとしても、圧倒的な事業成長を実現していることが多々あります。

「0→1」の実現に重要なことは、心の機微に注目することです。
機微、つまり「違和感」のベースとなる「何か」は必ず存在しており、それは自身の価値観や信念、理想に紐づいている場合が多く、自身の興味関心を大切にする姿勢次第であると感じています。

自身の感性を無下にすることなく信じ抜くことが、問題の発見や解決につながります。

もしあなたが何かを生み出したいと考えているならば、理屈であれこれ考える前に、目の前の日常と向き合った際に感じる「心の機微」を大事にすることをお勧めします。

「心の機微」を大事にするようになったきっかけ

私が「心の機微」を大事にするようになったのは、『ミライの授業』『ライトついてますか』という、それぞれの本がきっかけでした。

『ミライの授業』は、子供向けとは言いっていますが、著名人の実話に基づいた内容で、非常にわかりやすい本です。むしろ、大人こそ読むべき本であると捉えています。

また、『ライトついてますか』は、ボリュームが多く読むのに大変時間がかかる本ですが、書かれている本質的な話に、個人的には読みながら興奮が収まりませんでした。

前者『ミライの授業』に掲載されているメッセージとしては、以下の内容が非常に印象的でした。

小さな違和感を大切にして下さい。違和感をスルーせず、自分のなかで大切に育てて下さい。なぜなら、その小さな違和感こそが、未来につながる冒険の扉なのです。
~中略~
変革者たちは、自分のなかに芽生えた小さな違和感を掘り下げ、常識を疑い、ウソを見破ることから、冒険をスタートさせてきました。
出典:『ミライの授業』瀧本 哲史

私もこの本に刺激を受け、それからは、小さな違和感を大事にしながら毎日を過ごすようになりました。
今のような時代こそ、もっと多くの人がこの感性に目を向けるべきだと思います。

よりよい未来の為には「心の機微」が必要

多くの人が今より未来をよりよくしたいと思っているはずであり、その感性に蓋をする必要はありません。

むしろ、様々な場で個々人が「心の機微」に基づいた気づきを発信するべきです。ソーシャルメディアの台頭から、それがより実現可能な時代になってきたと思っています。

当人にしか気がつかなかった問題の種が日の目を浴び、様々な分野で事業やサービスが勃興する未来を、これからも見れることにワクワクしています。


なお、ベーシックでは、そんな「心の機微」を大切にし、素晴らしい未来を一緒に作ってくれる仲間を随時募集しています。
よろしければ採用ページもぜひのぞいてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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