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大手とベンチャーで迷った私が修羅場を求めてベーシックを選んだ理由

はじめまして、株式会社ベーシックの近藤と申します。

私は現在、SLG事業部のマーケティング部に所属しており、ferret のパートナーサクセス・オフラインイベント・共催ウェビナーを担当しています。

私がベーシックに入社する後押しとなったものがこのnoteという文化で、入社して1年目の年にこうして執筆できることをとても嬉しく思います。

今回は入社エントリということで、人生で大切にしていきたいこととベーシックで働くことがどう重なったかということと、実際入社してみて感じていることを本音でお話できればと思います。

特に以下のような方に読んでいただけると嬉しいです!

・就職活動の中で大手企業に行くべきかベンチャー企業に行くべきかで迷っている就活生
・若いうちに挑戦環境で働きたい成長意欲の高い方
・SaaS・IT業界に興味がある方
・マーケティングを通じて世の中に貢献したいと考えている方


”作り手”に憧れて目指していた化粧品業界

もともと私は、化粧品業界に憧れを持っていて、新卒でも化粧品を扱うメーカーに就職したいと考えていました。高校生の頃からメイクをするようになり、自分の魅力を引き出してくれる化粧品の素晴らしさにどんどん惹かれていきました。

「こんなに良いものならもっと多くの人に届けて、美がより大衆化された世界を作りたい」という想いから、特にジェンダーレスコスメに興味を持つようになりました。大学時代は、原宿のアットコスメ東京や百貨店で美容部員としてアルバイトをし、稼いだお金のほとんどを化粧品に費やすほど、化粧品が私の生活の一部になっていました。

そんな中、大学2年生の春に母が長期入院することになり、化粧品が持つ新たな一面に気づかされる出来事がありました。入院中のMRI検査では、化粧品が磁気と反応して火傷を起こす可能性があるため、使用を制限されるという事実を初めて知りました。メイクをすることができない母は、ただでさえ入院生活で気持ちが落ち込んでいる中で、さらに元気をなくしているように見えました。

その姿を見るたびに、何もできない自分が悔しく、化粧品が単なる道具ではなく、人の気持ちを支える存在であることを痛感しました。この経験をきっかけに、医療分野にも対応したコスメの開発に挑戦したいと思うようになり、化粧品業界への憧れはますます強くなりました。その後、「化粧品作りの現場をもっと知りたい」という思いから、化粧品OEM会社で長期インターンを始めました。

”売れる仕組み”の重要性に気がついたきっかけ

私がインターンをしていた会社は、他社製品のデザインから製造までを一貫して手掛けるOEMメーカーでした。オフィスには化粧品が溢れ、知っているブランドと関わる機会や、アイシャドウの色名を考えるといった貴重な体験ができました。ブランドの想いが商品に反映される過程を間近で見られたことは、とても刺激的で貴重な経験でした。

その一方で、インターンを通じて、大量の化粧品が売れ残り、廃棄される現場を目の当たりにしました。当時のマーケティング活動は、インフルエンサーへの紹介依頼や広告が主な手段でした。しかし、莫大なコストをかけても期待した反響が得られないことも多く、モノを売る難しさを痛感しました。

想いの詰まった製品が売れ残る現実を目の当たりにし、「どうすれば商品の価値を正しく伝え、消費者に届けられるのか」という疑問が芽生え、この経験がきっかけで、マーケティングや広告の分野に興味を持つようになりました。

会社説明会に参加する中で、「マーケティングは市場を動かす力がある」という言葉に出会い、深く感銘を受けました。この言葉から、マーケティングは、人の想いを商品に乗せて必要とする人に届ける“仕組み”であり、それはまるで魔法のような力だと感じました。この考えに共感し、本格的にマーケティング分野でのキャリアを目指すことを決意しました。

環境×職種×人で定めた就活軸

新卒で入社する会社を選ぶにあたり、これからの社会人生活の基盤をしっかり築きながら、仕事に夢中になれる環境を求めていました。そのため、基本となる「環境」「職種」「人」の3要素を重視して、自分の軸を定めました。

修羅場の多い環境(環境の軸)
継続的な努力と成長を促すため、多くの課題に取り組みながら試行錯誤できる環境があるか。

ワクワクする仕事ができる環境(職種の軸)
相手の成功が自分の成功につながる仕事であり、自分のやりたいことにチャレンジできる環境があるか。

挑戦を楽しみ熱中している人がいる環境(人の軸)
チームワークを重視し、夢中になって働いている人たちと一緒に仕事ができる環境があるか。

さらに、これらの軸を考える上で、私が掲げたビジョンは「自分起点で幸せを連鎖させられる人になる」ということです。自分自身が成長し、周囲にポジティブな影響を与えられることで、人と人との間に幸せの連鎖を生み出す存在になりたいと考えていて、そのためにも、この3つの軸を重視してキャリアを選びました。

就活時に感じていたベーシックの魅力

  1. 売り切りではなく、顧客と伴走し続けるビジネスモデル
    SaaSの仕組みは、顧客に継続的な価値を提供するもので、「人のため」をモチベーションに働くことができると感じていました。

  2. 思考機会が多く、社会人基礎力が身につきやすい環境
    SaaS業界は課題解決や改善提案が多く求められるため、日々の仕事を通じて成長できる環境だと思いました。

  3. 選考過程で出会った人たちの謙虚さと他者へのモチベーション
    選考を通じて接した社員の皆さんから、他者への貢献を大切にし、謙虚で真摯な姿勢を感じました。こうした人たちと一緒に働きたいと思ったことが、強い決め手となりました。

特に、選考途中の社員面談で感じた温かさや誠実さは、内定を承諾した理由の中でも大きな要因でした。就職活動が終盤に差し掛かり、一番最初に内定をいただいたのがベーシックでした。しかし、内定承諾期間の兼ね合いや他社選考の準備を進める中で、「自分が何を大切にして決断すべきか」に迷う時期がありました。

「新卒カード」という言葉がプレッシャーとなり、大手企業の安定性やブランド力といった魅力に惹かれる一方で、自分のなりたい姿や目指すキャリアを基準に選ぶべきなのか、悩む時期もありました。

そのような中、選考途中の社員面談を設けていただきました。就活生一人のために多くの社員の方が時間を割いてくれることに驚きましたし、面談中には、初めて会ったとは思えないほどの安心感がありました。

その面談の中で、現セールス部マネージャーの神田さんに「大手とベンチャーで迷っている」と相談しました。神田さんからは、「大手は先生からの宿題みたいなものだけど、ベンチャーは夏休みの自由研究のようなイメージが近い」という言葉をいただきました。その一言が心に響き、「ワクワクするのはどちらなのか」と自分に問いかけたとき、答えは自然とベーシックに傾きました。

働いて感じるベーシックの魅力

発信力から感じる風通しの良さ

ベーシックは、noteを書くことが文化として根付いている会社です。
入社エントリーや若手社員によるnoteも多く、情報発信やアウトプットを積極的に行う機会が設けられています。

こうした環境から、社員一人ひとりが主体的に取り組む姿勢を大切にしていることが感じられます。今年は全社的にアドベントカレンダーという企画が立ち上がり、様々な部署の社員がリレー形式でアウトプットを発信する取り組みも行われています。

アドベントカレンダーは、一社員の「やってみたい!」というアイデアがきっかけで始まった取り組みです。弊社には、そうした声を上げる積極的な社員と、そのアイデアに共感し一緒に取り組む前向きな人たちが多いと感じています。

このような組織風土や、アウトプットを習慣化できる環境が整っている点も、ベーシックの大きな魅力の一つだと思います。私の入社一年目の取り組みついてもこちらに書いてありますので、よろしければご覧ください。

リモートワーク下の成長環境が整備されていること

成長環境を求めていた分、「わからないときにすぐ聞ける環境があるか」「フィードバックをもらえる環境があるか」という点が入社前は気がかりでした。

実際に入社してみると、そうした不安はまったく必要のないもので、部署や役職の垣根を超えて社員同士の接点が多く、非常に働きやすい環境だと感じています。その理由として、コミュニケーションが取りやすい仕組みが整っていることが挙げられます。

具体的には、ブラシス制度やコミュニケーション補助、趣味のコミュニティなど、社員同士が交流できる機会が多く設けられています。これらの取り組みは、日々の業務におけるスムーズなコミュニケーションにも繋がっています。

また、1on1の文化が根付いており、一般社員からマネージャー、部長まで役職を問わず1on1の時間を大切にしています。この仕組みによって、適切なミッションの共有や進捗に対するフィードバックが行われ、日々の相談もしやすい環境が整っています。そのため、フルリモートであっても安心して成長できる環境が提供されていると実感しています。

継続的な成長機会と評価体制

ベーシックでは「期待役割グレード制度」というものを採用しており、これは、入社年次や年齢、性別、国籍に関係なく、成果を出した人が評価されるような仕組みがあります。

最近は新卒の初任給引き上げが注目され、瞬間的な魅力を感じる企業も増えていますが、私は継続的に成長し、目に見える形で評価される環境を求めていたため、この制度には大きな魅力を感じました。この制度では、各社員にグレード・定義・期待役割が設定されており、新卒入社の社員でも成果次第で飛び級し、グレードアップすることが可能です。

また、この制度の魅力の一つは、同じチームの他の社員がどんなミッションを課せられているのかを共有できる点です。自分のタスクだけでなく、チーム全体の目標や進捗を把握することで、自分の仕事がチーム全体にどう貢献しているのかを意識することができます

「顧客の成功」=「自社の成長」という世界

現在、私はSLG事業部マーケティング部で、パートナーサクセス、オフラインイベントの共催、そして展示会の運営に携わっています。展示会では、ferretを検討してくださるお客様と直接接触できる貴重な機会となっており、商談をするチームとキャッチをするチームに分かれ、共通の目標に向けて取り組んでいます。

出張を通じて、地方と東京のお客様のニーズや特色、求める情報の違いを肌で感じながら、自分なりにPDCAを回し経験を積んでいます。

展示会出張で頑張った日の夜はみんなでご飯に行きます!

マーケティング部に異動してから、一番心を惹かれたのがパートナーサクセスの仕事でした。これは、一言で言うとferretの代理販売先を探し、パートナーの成功を共に築く仕事です。

パートナーサクセスについて

パートナーサクセスの概念は、低迷していたOA機器販売メーカーとバックオフィス系SaaS企業がパートナーシップを結び、成果を上げた事例が起源とも言われています。OA機器メーカーが保有する顧客リストを活用し、バックオフィス系のツールを提案することで、顧客の成功とメーカーの売上向上が両立する「Win-Win」の仕組みが生まれたという背景に感銘を受けました。

ただ、パートナーサクセスはまだ市場で担当者が少なく、成功の型が確立されていない分野です。現在の自分にはまだ対応が難しい業務領域ですが、これから様々な経験を積み重ねていく中で、最終的には「顧客の成功」と「自社の成長」をつなげる役割を担えるようになりたいと考えています。

もっと修羅場を

仕事をしていて最もやりがいを感じる瞬間は、自分の点と点がつながり、大きな線となる感覚を得たときです。特に、イベントマーケティングの業務は、自分が好きな「みんなで何かを作り上げる」要素を活かせる仕事であり、とても合っていると感じています。

その中でも、企画したイベントに参加された方から「悩みが解消された」「自分だけの悩みじゃないとわかりほっとした」というお声をいただいたときは、本当に嬉しく、やりがいを感じました。この仕事を通じて、ただ楽しむだけでなく、誰かの課題解決に貢献できることの意義を実感しています。

学生時代には生徒会や文化祭の実行委員など、チームで旗を掲げる活動が好きでした。その経験が社会に出てからも活きていると感じる瞬間があります。「あのときの努力は無駄じゃなかった」と実感する機会が増え、自分の本質が浮き彫りにされていく感覚があります。だからこそ、未来振り返ったときの「あの時」を作るためには、さらに多くの挑戦を重ね、自分に負荷をかけ続けなければならないと感じています。

来季からは、新たな挑戦としてferretセールス部に異動し、インサイドセールスを担当します。これでインターンを含めて5部署目となりますが、これまでは広く浅く経験を積むことに注力してきました。次は腰を据え、お客様としっかり向き合いながら、自分自身をさらに深めていきたいと考えています。

特に、まだ能力が十分でない1年目の私に対しても、多くの挑戦の場を与えてくれる会社には感謝しかありません。初めてのチャレンジで不安もありますが、怯まずに目標にコミットし、成果を出していくことで期待に応えたいと思っています。

また、自分が大切にしている
・何事もポジティブに捉えること
・雨が降っても自分のせい
・夢中になる努力をする
という価値観を持ちながら、日々成長していきたいと思っています。

後悔の余地が少ない選択と、行く道を正解にすること

ベーシックの代表である秋山は、「自分が行く道を正解にする努力をしてほしい」というメッセージをよく語ります。この言葉には、自分自身の選択を肯定し、その道をより良いものにしていくという強い意志が込められていると感じます。

私自身もこの考え方に深く共感しており、それに加え、後悔の余地を少ない選択をすることも重要だと思っています。そのためには、あらかじめ自分を納得させる軸を立て、行動に根拠を持たせておくことが大切です。この軸があることで、自分の選んだ道を正解にする近道になると考えています。

こうした考えを実感させてくれるのが、ベーシックで活躍している多様な背景を持つ先輩の存在です。入社数年でマネージャーや部長として活躍している人、パパ・ママで仕事と家庭を両立している人、数社目の転職を経て新たな挑戦をしている人、さらには異業種から飛び込んできた人たち。

それぞれが芯を持って行動し、自分の選んだ道を正解にできるように未来を切り開いています。そんな先輩方の姿を見ていると、「この会社でなら自分次第でどんな未来も描ける」と強く思えます。

また、学生から社会人、そして大人へと成長していく中で、価値観は変化していくものだと思います。そのときに最も大切にしたいものが、仕事であったり、家族であったり、状況によって移り変わると思います。ベーシックには、そうした価値観の変化に柔軟に寄り添い、大切にしたいことを大切にしながら働ける環境が整っています。

もしこの記事を読んで、「私も挑戦してみたい!」と思った方がいれば、ぜひ一歩を踏み出してみてください!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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